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ジョングクは久しぶりに帰ってきたというのに、第一声は「せっま」だった。
次いで「ただいま」と言ったのでみんなで「おかえり」と返す。
靴を脱いで部屋に上がるジョングクだが、部屋を見渡しながら「は〜」とびっくりした様子だ。
「この家こんなに狭かったですっけ？」
「ジョングクが帰ってきてから一段と狭くなった気がする」
「当たり前ですよテヒョニヒョン」
二人のやりとりにホソギヒョンがゲラゲラと笑う。
この感じ、久しぶりだ。
荷物を置き、2ヶ月振りの宿舎を見て回るジョングクはあんぐりと口を開けたままだ。
「LAの方が快適でしたよ」
「え、それまじ？」
「まじです」
「なんかショック…」
「あと臭いです、この家」
「ちょっと待ってもっとショック」
帰ってくるやいなや飛んでくるジョングクの攻撃。
ずっと過ごしているとわからなくなるもので、感覚が常人に戻っているジョングクの言葉は中々に鋭く、HPが削れていく。
ジンヒョンなんてソファーを嗅ぎ回っている。
だんだんと元気のなくなる兄さんたちを見てケラケラ笑う弟、ジョングクはこの家で誰よりも強い人間なのかもしれない。
恐るべしジョングク。
「でもすごく落ち着きます。うちに帰ったらメンバーがいるのは安心します」
嬉しそうに、けれど少し照れくさそうにそう告げたジョングクはやはり末恐ろしいマンネだ。
そんなことを言われて嬉しくないメンバーなんていないよ。
「ジョングガあああ！」とみんなでジョングクを撫で回してもう一度熱く「ジョングクおかえり〜！」と迎えるのだった。
「そろそろ寝ろよお前ら〜」
「あ、もうそんな時間…」
「ジンヒョン、時差ボケであんまり眠くないんですよ」
ジンヒョンは寝る前に、とリビングでまだ起きていた俺たちに声をかけてくれる。
お腹いっぱい食べて既に眠たい俺は、ジンヒョンに従い腰を上げる。
先ほどまで「眠たい」とぐずる俺に「起きて」とジョングクはバシバシと激しくクッションをぶつけてきていた。
同じようにジョングクにクッションアタックをするテヒョニヒョンだったが普通に反撃をくらって死にかけていた。
元気なのは良いことだが少し激しい。
寝てほしい。
「無理やり寝る！」
「グクのベッドで寝てよだれでべちょべちょにするよ」
「待ってAわかった、寝る」
「テヒョンも」
「はぁい…」
「また肌荒れるよ」
「！」
4人バックハグの列車状態で寝室に向かった。
…なんだこの状態。
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いおり - 心がほんわかする……。これからも楽しみにしてます！待ってます！ (2021年2月23日 2時) (
レス) id: 0fd6172cb6 (このIDを非表示/違反報告)
ガム(プロフ) - KIKIさん» KIKIさん、温かいコメントありがとうございます…！KIKIさんも、当小説を待ってくださっていた読者様の1人なのですね…！本当に嬉しくて涙が溢れます。お言葉を励みに、更新を頑張っていこうと思います。よろしくお願い致します…！ (2019年8月9日 6時) (レス) id: 554fee7141 (このIDを非表示/違反報告)
ガム(プロフ) - レイさん» レイさんありがとうございます…！とても久しぶりの更新でしたが、待ってくださっていた方がいらっしゃることに嬉しさで涙が溢れました。少しずつになってしまうと思いますが、更新頑張っていこうと思います。よろしくお願い致します…！ (2019年8月9日 6時) (レス) id: 554fee7141 (このIDを非表示/違反報告)
ガム(プロフ) - Sisselさん» シセルさん、本当にお久しぶりです。とても励みになるお言葉ありがとうございました…！空いていた期間、ずっとシセルさんのお言葉を励みに、更新は出来なくとも書き続けることが出来ていました。本当にありがとうございます…！また、更新していけたら、と思っています (2019年8月9日 5時) (レス) id: 554fee7141 (このIDを非表示/違反報告)
ガム(プロフ) - 今野さん» 期間が空いたお返事になってしまって本当にごめんなさい。今野さん、コメントありがとうございました…！本編共々展開していくことができたらいいな、と考えております。展開出来るように、したい…！ (2019年8月9日 5時) (レス) id: 554fee7141 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガム | 作成日時：2017年10月3日 22時
