歌声 SG ページ9
新人のやつ、中々ダンスが上手かった。それはみんなも思っていたみたい。
あんなに10曲連続で踊っても息切れもせずに疲れた様子もない。僕でもさすがに無理なのに。
そう思うと認めるという気持ちよりライバルという敵対視を持つようになった。
あんなやつに負けたくない。
SG「だったらダンスは分かったから歌ってみてよ」
「歌…ですか…?」
そう、歌。歌が上手くなきゃいくらダンスが上手くたって無駄だからね。
SC「……歌聴かせてくれる?」
「……はい!」
……失敗したら良いのに。心の中でそう思っていたのに、あっという間にそれは覆された。
悔しいほど上手い。優しさの中に強さがあって女性のような天使のような声だった。少しハスキーで絶対に男女共に人気になりそうな声で何も言えなかった。悔しくて仕方ない。なんでこんなやつに僕が怠るんだろう。他のメンバー達も聴き入っているからか余計に苛立ちが隠せなかった。抜かされる、こいつがメインボーカルに入れば確実に抜かされる。
マネヒョン「流石じゃないか!」
「歌は一緒に習ってたんです」
習ってた……?それだけ?
マネヒョン「このオーディションにも歌で合格したんだこいつ。凄いだろ?」
歌で?そんなに凄いの?
「マネヒョンそれ言わない約束でしたよ〜……」
なんで言わないの?
SG「なんで言わなかったの?どうせ自分が上手いから言うまでもなかったって言いたいの!?」
「いやそういうことじゃ……」
マネヒョン「落ち着けスングァナ。訳がある」
SG「訳ってなんですか。意味がわからない。」
マネヒョン「とりあえず、いずれかわかる話だから」
HS「いつもそうやっていずれかって……わからないから聞いてるのに」
マネヒョン「まだこの状態で話せるわけないだろ!!みんなまだ認めないやつもいるのに!!無理だ今は!!」
普段あまり怒らないマネヒョンが怒った。
SG「……とりあえず俺は認めません。みんなもそうでしょ?」
マネヒョン「…とりあえずみんなで相談しろ。今日はもう帰る」
SC「お疲れ様でした」
マネヒョンは痺れを効かせて練習室を出た。
SC「……とりあえず宿舎に戻って話し合う。君のことも少しで良いから教えて欲しい。」
「わかりました……」
どうせみんな認めない。僕はそう思ってたのに。
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でぃーけーい。(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます!ボノニくんですね!沢山入れられるように配慮しながら書きますのでお楽しみにしててください! (2019年10月3日 19時) (レス) id: 8bf954f66b (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 毎日見てます!!バーノンくんペンなのでもっとバーノンくん出てくれたら嬉しいなぁと思います!我が儘かとおもいますが出来れば宜しくお願いします!!!!!!! (2019年10月3日 15時) (レス) id: 6d0c445815 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でぃーけーい。 | 作成日時:2019年9月30日 11時