SEVENTEENｰ今日から私はｰ

今日から君は ページ2

社長｢今日から新メンバーとして加入してもらう｣


社長室に呼ばれるや否や言われた第一声がその言葉だった。

思わず耳を疑う。少しだけ前のめりになりもう一度聞いた。


｢どういうことでしょうか｣


するととんでもない言葉が返って来た。


社長｢SEVENTEENの新メンバーだ。｣



何も言えなかった。


……私が女だって知ってるのかこのおっさn…社長は…。



社長｢……夢、叶えたくは無いのか。そしてお前ならきっと上手くいくと思っているんだ。女だとしても。｣



｢夢、ですか。｣




私には夢がある。兄貴を探すことだ。韓国に居るとは聞いていてそもそも探すために上京して来たところにこの社長と偶然出会ったんだ。
私は夢の話をした。兄貴を探したいと、とても大好きな人なんだと。……そして過去のことも。
そしたらオーディションを受けなさいと言われた。もし君が有名になれば早く見つかるかもしれないと。それにその過去が克服出来るように手伝いをさせて欲しいと。




私は決めた。


｢わかりました。｣


すると社長は満足した顔で頷いた。



社長｢明日には挨拶に行こうと思う。マネージャーと一緒に宿舎に行ってくれ。｣




｢……はい。｣



社長｢女だと言うことはバレないように手配するから安心しておけ。知らないのはメンバーとファンだけだ。そこだけ気をつけろ。いいな。｣





私は大きく頷いた。




そうして決まったSEVENTEENへのメンバー入り。




男嫌いが克服できるんだろうか。




セブチのことはよく知っている。まあ一応先輩だし。でも話したことも無い。なんせ練習期間が短いから。お会いしたこともないし。
どうなることやら。

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