+。学園アリス。+　双子探しの哀色鍵使い（アンケート中） (ページ9)

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＃６　初等部B組―主人公視点― ページ9

「疲れた･･･」

「本当にね」

僕がそう呟くと隣にいる蛍さんもそう言う
制服に着替えた後、学級委員の裕さんと蛍さんが来た
クラスまで案内すると言うのでバスに乗った･･･までは良いんです
バスから降りたとたん蛍さんと蜜柑さんは2人の世界にインしちゃって･･･
現実に戻すのが大変だった
(疲れたは僕と蛍さんだけで裕さんと鳴海さんは微笑みながら見ていた)

今僕達は初等部B組･･･つまり僕と蜜柑さんが転入するクラスの前にいる
ちなみに僕達のアリスを見損ねた鳴海さんは
僕達2人を仮入学としてテストを受けさせると言う事だった
テスト･･･蜜柑さんはやる気満々だったけど
僕にとってはどうでも良い
そのテスト期間、1週間のうちに目的が達成出来れば良いのですから

「じゃあ、開けるよ」

裕さんがそう言うと教室の扉を開いた

「ほわぁ････何やこれ!!」

蜜柑さんは驚いていたけど僕はとくに驚かなかっただって、
自分も普通は驚かれるような力をもっているから･･･驚かない
それに鍵使いのアリスってのはいわば何でも有りのアリスです
だからどのアリスも僕の鍵使いのアリスを持ってすれば使える

「皆さんこのクラスに新しいお友達が増えました皆さん仲良くしてあげて下さい」

クラスのあちこちから「カワイー」だの「何のアリスだろー?」と言う声が聞こえる
可愛い････蜜柑さんは確かに可愛いですよね←(自分の事だと気付いてないと言うか無頓着)

「ウチは、佐倉蜜柑です、宜しくお願いします」

「･････僕は、X105,WRHOGU，№，00713
　別に馴れ合う気はありません」

僕がそう言うと今度は「変な名前ー」とか「ムカツク」だのブーイングの嵐
面倒くさい、五月蠅い

コツン

「痛っ･･･」

頭に空き缶が直撃
それを合図として

「何が友達だよバーカ!!」

「さっさとどっか行け!!!」

等と言う声が起こる基本的に的は副担任の先生･･･
嫌われてるのか、可哀相だな

「何やこのクラス、学級崩壊!?」

蜜柑さんに同意
この学園、ただの不良の集まりなんじゃ･･･???

「じゃあ、佐倉さん達の席は一番後ろです
　では、今日も自習です!!皆さんサヨウナラー!!!」

逃げるように出て行く副担任の先生･･･
ハア･･･1週間で目的が達成出来なかったらこのクラスに本格的に入るんだよね
････先が思いやられるのは、僕の気のせいかな???