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#11 教室炎上、鍵の消滅 ページ14

「蜜柑さんも裕さんも心の何処かでは僕の事
 気味が悪いとか思っていますでしょう?
 僕は、そんな友達面した上辺だけの奴等の話は聞きません!!!」

少女はそう言うと炎と氷の力をいっそう強めた
氷はどんどんスミレの体を這って氷漬けにしようとするし
炎は炎でいつでも流架とサクラ、そしてウサギを焼き殺してしまいそうな程
近くに迫りそして強さを増している
その様子に棗も容赦はしないと言う少女の意図を察したのか唇を噛んで少女を睨んでいる

「二ィー、二ィー!!」

「五月蠅い!!
 動物フェロモン何かに屈するだなんて・・・
 つまりは、僕の事をどうでも良いと感じているから
 それに流架さんもどうして・・・・僕からサクラを
 お兄ちゃんとの唯一の繋がりを、友達を奪った!!!????」

「うあっ!!」

「ニャアァァ!!」

「流架!!」

「キャアァ!!!」

少女の怒声で流架は完璧に炎に包まれた
と、言っても炎が流架を覆っているだけなのだが・・・
一方スミレの氷はもう少しで口に到達する
口に氷が届けばそこで彼女の生命はアウトだ

「鍵使いちゃん!!
 もう、止めて!!!!!」

パンッ!

「っつ!?」

蜜柑が叫んだその刹那、少女と蜜柑を持ち上げていた
遠隔操作のアリスがとかれて、同時に少女のアリスである鍵も消え失せた

「今のは・・・???」

今までにない失敗に慌てる少女
もうその瞳には怒りも憎悪もなくあるのは元の無だけだった
が、鍵がなくなり操作が聞かなくなった炎は暴れだし
教室の壁、天井を舐めると炎上した

「ちょ、何やコレ!?
 鍵使いちゃん、今の何!?」

「チッ」

少女はもう一度鍵使いのアリスを使った
否、使おうとした

「嘘・・・アリスが、使えない・・・??」

#12 アリス不可、絶体絶命!?→←#10 炎の砦、怒りのアリス


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みそら(プロフ) - 棗!がいいです (2014年9月29日 6時) (レス) id: e6c57cf69a (このIDを非表示/違反報告)
姫胡華(プロフ) - るか22222 (2014年4月9日 13時) (レス) id: 19c650fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます!落ちは棗がいいです! (2013年11月27日 16時) (レス) id: f088a71634 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - 主人公が結構自由な人で面白かったです!更新楽しみしてますので頑張ってください♪ (2013年9月9日 18時) (レス) id: 209bb9d450 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩夢 黒猫

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