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#9 鍵使いのアリス―主人公視点― ページ12

僕はその2つの鍵通しを持つと長い髪をポニーテールにして結い上げた

そして、左手の鍵通しを空中にかざすとその中で青白く光る鍵が一本
僕はそれを迷う事なくその鍵を引き抜いた
それを右手に持つと一度目を閉じてからもう一度目を開いた

「開け、アリスの扉!!」

僕はそう言うと持っていた一本の鍵を目の前に現れた鍵穴の前に投げた
すると、鍵が勝手に鍵穴に入り、回り、銀色だったその鍵が紫の染まった

「な、何よアレ!?」

その様子を見て驚くクルクル・・・

「心配しないで、君のアリスを強制的に発動させるだけだから」

僕は無表情のままそう答えると
その鍵を鍵穴から引き抜いた

「レッツ・ダンス」

「ふえ!?あ、何よコレ!?キャアァァァ!!」

鍵をもう一度上に上げるようにして投げると浮いて
僕が鍵通しをカシャンと鳴らしてそう言うとクルクルから猫耳とひげが生えて
強制的にアリスが発動した

「思ったとおり・・・
 役立たずです、良くもまあそんな使い道の無いアリスを持ちながら
 偉そうな事が、言えましたね!!」

僕がもう一度鍵通しを鳴らすとその強制的なアリスは終わった

「ハア、ハア、何よコレ、アンタ、化物なんじゃないの!?」

ピクリ・・・と僕が反応した

「化物・・・なら、人の姿を保つ鍵使いよりも
 獣の姿に変わる君の方が化物に相応しいのではないですか??
 人の身でありながら、獣の姿に変わる、完璧な化物でしょう??
 僕のアリスはあくまでこの鍵を操る鍵使い
 化物と呼ばれる所以はありません」

僕はそう言うと
もう一度、今度は右手の鍵通しに左手をかざした
すると今度は赤く光る鍵が一本
それを抜き取ると僕は

「開け、炎の扉」

もう一度、鍵使いの能力を使った

#10 炎の砦、怒りのアリス→←#8 言葉と友達―主人公視点―


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みそら(プロフ) - 棗!がいいです (2014年9月29日 6時) (レス) id: e6c57cf69a (このIDを非表示/違反報告)
姫胡華(プロフ) - るか22222 (2014年4月9日 13時) (レス) id: 19c650fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます!落ちは棗がいいです! (2013年11月27日 16時) (レス) id: f088a71634 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - 主人公が結構自由な人で面白かったです!更新楽しみしてますので頑張ってください♪ (2013年9月9日 18時) (レス) id: 209bb9d450 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩夢 黒猫

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