38 ページ38
・
「どこ行くか」
「へっ？」
「いや、どっか遊びに行くかって聞いてるの」
「遊びに行く？？？」
隣でそう真っ直ぐ前を向きながら言う先輩。
「そんないちいち聞き返してたら、話進まねぇんだけど笑」
あ、笑った。
こんなに優しく笑うんだ…
って何、見ちゃってるんだ、私
「ん？どした？」
え、いつもみたいなあの冷たさはどこ行ったの。
調子狂うよ
「いや、いつもみたいじゃないなって」
「そうか？いつも通りだけど、」
「もしかして、熱とかあるわけじゃないですよね？」
体調悪いとかでならあり得る、
少し背伸びをして先輩のおでこを触る。
あれ、平熱だな。
「おい、触んじゃねぇ」
私の手を振り払う。
私に背中を向けた先輩は、
耳が若干赤いような気がした。
「おい、早く行くぞ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 494人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みのあん(プロフ) - さっくん担翔太くん担さん» 誰オチかは決まってますが、ネタバレになってしまうのでこの3人の中の誰かとだけお伝えしておきますね、もしこの作品が高評価であれば違うエンドのものも作っていけたらなとは思っています！コメントありがとうございます！！ (2021年4月17日 20時) (
レス) id: 60339789e6 (このIDを非表示/違反報告)
さっくん担翔太くん担 - これって誰オチですか？決まってないのなら無理かもしれませんが、全員の書いて欲しいです！３人とも好きなので！ (2021年4月17日 20時) (レス) id: 89ae3b1374 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みのあん | 作成日時：2021年4月16日 19時
