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「いや、いいですよ、重いですし」
「そんなこと言ってないで、いいから、ほら」
ぎゅっと私の手を引っ張って、
「っ//」
あっという間に私は目黒先輩の背中に乗せられてしまった。
「あ、ありがとうございます…」
「んふふ、最初っから素直になればいいのに」
そのまま誰もいない校舎裏のベンチまで運んでくれた。
幸いもうほとんどの生徒が帰っていたみたいで、
誰ともすれ違うことはなかった。
「どこも怪我はしていないみたいだね、よかった」
「はい、本当にありがとうございます。」
「ううん、あ、ここひなただから、暖まれるかなと思ったんだけど、寒くない?」
目黒先輩って、
本当に気遣いができる人なんだなぁ
すっごい心配性で思わず笑ってしまう
「なに、どうしたの?笑」
「お父さんみたいだなって笑」
「お父さん?!俺が?!」
「はい、でも大丈夫です!だんだん暖かくなってきてます」
「よかったぁ、お父さんって言われたのなんか初めてなんだけど笑」
それに何も聞き出さず、こうやってただ側にいてくれている。
「本当に優しい方なんですね、目黒先輩って」
「そーかな?笑俺、全然ブラックよ?笑」
「そんなことないです!絶対に!!」
「わー言い切っちゃった」
こんな会話しているうちに段々と心も落ち着いてきた。
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みのあん(プロフ) - さっくん担翔太くん担さん» 誰オチかは決まってますが、ネタバレになってしまうのでこの3人の中の誰かとだけお伝えしておきますね、もしこの作品が高評価であれば違うエンドのものも作っていけたらなとは思っています!コメントありがとうございます!! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 60339789e6 (このIDを非表示/違反報告)
さっくん担翔太くん担 - これって誰オチですか?決まってないのなら無理かもしれませんが、全員の書いて欲しいです!3人とも好きなので! (2021年4月17日 20時) (レス) id: 89ae3b1374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みのあん | 作成日時:2021年4月16日 19時