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有希子さんに拾われてから約1週間、有希子さんとの暮らしにも慣れて、だいぶ楽に過ごせるようになった。
しかし、学校などへの手続きもしていないため、通う学校がなく一日中とっても暇である。
スマホを持ってきたのである程度の暇潰しにはなるが、ずっと弄っていると飽きるのだ。
スマホにダウンロードしているゲームも少なく、私は特に、ゲームなんてやらないから、アキ○ーターと、ピアノ○イルしかダウンロードしていない。
そして飽きると眠くなる。今も少しだけ眠い。だから、ピアノ○イルを一回クリアしてから少しだけ寝ようと思う。
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クリア成功。やっぱり面白いが飽きる。一旦スマホの画面を消して、ベッドに横になる。ようやく眠りに入ろうとした瞬間、スマホの通知音がなった。
今から寝ようとしていたのに、そんな気持ちを込めながら溜め息をつく。そしてスマホをつけてみる。誰だ。こんなバッドタイミングでメッセージ送ってきたのは。
通知の一番上を見てみると、そこにあった名前は、
“瞳子姉さん”
珍しいな、瞳子姉さんからメッセージを送ってくるなんて。そう思いながらタッチして内容を見てみると、こんなことが書かれていた。
“久しぶりね、A。元気にしていたかしら。
突然だけど、貴方達5人は、エイリア学園を抜け出したそうね。
ヒロトから聞いたわ。やはりお父様の計画には反対だったのかしら？
もし貴方がお父様の計画に反対しているなら、雷門中学校に来て欲しいの。
お父様の計画を阻止すべく、雷門中サッカー部に力を借りることになったわ。
まぁ、貴方が東京に居ればの話だけれど。
良い返事を待っているわ。”
…勿論参加させてもらう。良い返事なんて書かれなくてもそのつもりだったよ。ここが東京なら、の話だけど。
***
私は急いで有希子さんのところへ行った。ここが何処なのか聞くために。
『有希子さん！！ここは？ここはどこなの！？』
「あら嫌だわ。Aちゃん、ここは私の家よ。」
『いや、そうじゃなくて、ここは東京なの？』
「あぁ、そう言うことね。ここは東京の稲妻町と言う所よ。」
『ありがとう、有希子さん！』
それじゃあ、すぐに瞳子姉さんに連絡しないと！
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作者名：やぴ。 x他1人 | 作者ホームページ：http://♡♡♡
作成日時：2019年7月14日 14時
