[ 摂津万里 ] bitter or sweet ! [ 兵頭十座 ]

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朝起きて 、親からゴミ出し係に任命されれば 、
片目にカラコンが入った酷い有様で外に出た 。




「 やっほ 〜 」

「 やっほ 〜 、って麻里ちゃん！？ 」

「 おひさ 〜 」



外に出れば 、万里のお姉様に出くわしました 。
まあ 、ほんとふたりして美人だこと .. 。

片目にカラコンが入った状態をツッこまれたくなくて、必死に目を隠していると 、

" ああ 、私その状態で電車乗ったことあるよ "

なんて勇者の発言をされる 。
まあ、そんだけ裸眼でっかければ平気だろ 。
このスーパーウルトライージーモード姉弟め 。



「 旦那さんとは仲良くしてる ？ 」

「 もち 、毎日ヤリまくってる 」

「 うわ 、聞きたくなかったそれ 」

「 あはは 、そういえば万里がさ 」



聞きたくなかった名前に 、
携帯を滑らせて落としてしまう 。

すると 、にやにやした顔で見つめられる 。



「 わかりやすすぎ 」

「 なにがよ ！！！ 」

「 万里が今日Aとどっか行くっていってた 」

「 うるっさいなぁ！！！！ 」



なんて 、いいつつ 、内心麻里ちゃんにも言ってるって事実にニヤけそうになった 。

まあ 、麻里ちゃんが吐かせたんだろうけど 。



「 でもさ 、A 。 」

「 ん？？ 」

「 万里 、今彼女いるでしょ？ 」

「 ... いや、今はいないはずだけど 、」

「 あ 〜 、ごめん忘れて 」

「 は！？ え！？ 気になるじゃん！ 」



逃げようとする麻里ちゃんの手をつかむと 、
気まずそうなに麻里ちゃんが口を開いた 。









「 っほんとあいつまじクソだわ 」

「 お前もう十座にしろよ 」

「 その 、あいつでいいや 〜 みたいなの死ぬほど嫌い 」

「 言うと思った 」



結末から言うと 、

昨日終電逃して摂津家に夜中の2時に麻里ちゃん訪問したら 、

万里女の子とあんあんしてた 。以上 。



「 いや 、まじ万里ありえないでしょ 」

「 またそこかよ 〜〜〜〜 」

「 だって 、だってさぁ！？デート誘って！可愛いって言っといて！私がぐーすか寝てる時にあんあんだよ！？ほんっとありえない！！！！ 」



もう涙も糞もなかった 。

こんな事はなんどかあったけど 、
流石に 、遊ぶ約束した数時間後に女の子となんて事は初めてで 、今までの鬱憤とデートへの楽しみが入り混じって 、万里への嫌悪感しか残ってない 。

" ﾃﾚﾃﾚﾃﾚﾝ "

と携帯が鳴る 。
液晶を確認すれば 摂津万里 の文字 。






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