新入り？ ページ8
…♣
━━ﾄﾝﾄﾝ
━━━ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
━━━━━ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！
…っ！？ノックが聞こえてきて目が覚めた。
昨日あれから、アンに案内された部屋へ入って
そのまま倒れるようにベッドの上で寝落ちした。
ふと窓を見ると空が明るくなっていた。
｢おい！さっさと起きろ！！｣
この声…ニラギ、さん？
急いで起き上がってドアを開けに行く。
｢お、おはようございます…！｣
｢ﾁｯてめぇ遅せぇんだよ。｣
｢すいません…でも､どうしてニラギさんがここに？｣
｢あ？堅ｯ苦しいんだよ。敬語とさん付けやめろ。｣
そう言ってからニラギはイライラした様子で、
私の部屋に入り込んだ。
｢幹部を集めてこいって命令だ。｣
｢おめえも呼べってうるせえから早く来い。｣
｢え、あ、うん！｣
.
.
.
ビーチの説明を聞いた部屋に入ると
昨日と同じメンバーが集合していて、部屋の真ん中には
白髪の猫目をした男性が立っていた。
｢お､全員集合したから始めようか。｣
座っていたボーシヤが立ち上がりそう言うと、
昨日私に言って魅せたように
｢ようこそ！理想の楽園､ビーチへ！｣
｢さて…お前の目的は？｣
ボーシヤが微笑みながら聞いた。
男性の名前はチシヤさんといって、
2日前にこの国に来たばかりでとりあえず歩いてたら
目の前がげぇむ会場となっていて参加した。
そこにロッカーキーバンドのようなものをつけた男性が
大きい声で周りの人達に
｢お前らビーチに来た方が良い。｣と
げぇむが始まる前に言っていたらしいが
その彼は死んだ。
そのげぇむで一緒だったドレッドヘアーの女と一緒に
ビーチがなんなのか知るために来たらしい。
ボーシヤはチシヤに
トランプを全絵柄集めると帰れること、
ビーチにいれば秩序が保たれ安全だということ、
そしてルールと幹部の説明をした。
｢俺の勘だが。お前は頭が切れるほうだろ｣
｢んーまあ人並みには？｣
そう言って少し微笑むチシヤ。
｢よし分かった。お前は明日俺とげぇむに参加しよう｣
ボーシヤは明日でびざの期限が切れるらしく
ついでにチシヤがどんな人間なのか査定するのだろう。
｢今日は解散だ！あ、そうだA｣
｢お前にこのロッカーキーをあげよう｣
渡されたのはピンクの色をしたロッカーキーバンド。
番号は007。 7番目の幹部。
横にいたニラギが鼻で笑った。
｢調子に乗んなよ｣
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シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (
レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんちょめ | 作成日時：2024年2月5日 2時
