期待 ページ6
…♣
｢A、改めてよろしくね。｣
ニラギさんを見てたら
横でアンが手を差し出してきた。
｢うん…よろしくね！アン｣
同じように微笑みながら手を差し出した。
｢私はミラ。よろしくね？｣
｢僕はクズリューだ。よろしく｣
私たちの様子を見ていた2人が自己紹介をした。
慌てて私も自己紹介をして握手を交わすと、
｢さっきのピアスの男はニラギで怖い顔をしていた奴がアグニだ。｣
クズリューがもうこの部屋からいなくなっていた
2人の男性のことを教えてくれた。
｢あの。ニラギさんってどんな方なんですか？｣
｢ふん。あいつは危険よ。｣
アンが腕を組みながら言う。
｢そうだわ、アン。Aを部屋に案内してあげたら？｣
｢それと、水着だが。アンも一緒に選んでやるといい。｣
ミラとクズリューはアンにそう告げ、
我々も今日は部屋に戻るよと言って部屋を出た。
.
.
.
｢ねえ、アン？どうして私にビーチを紹介してくれたの？｣
ホテルの廊下を歩きながらアンに聞く。
私とアンは2回しか会っていないし、
それも昨日会ったばかりの人間なのにどうしてなんだろ。
ってさっきのボーシヤの話を聞いて思った。
｢しかも幹部にまで推薦ってなんで？？｣
そう問いかけるとアンは止まってこっちを見た。
｢あなたはこの世界に来て訳も分からずにげぇむに参加した。あのげぇむは2つのチームに別れて正解を導くげぇむだった。そんなげぇむにAは1人で勝ち残った。｣
昨日やったげぇむを思い出す。
冷静になって協力すれば、
全員が生き残れたかもしれなかったげぇむ。
他の人達は私と同じ初心者のプレイヤーだったと思う。
みんなパニックになって自暴自棄になっていた中
私は必死にみんなのためにげぇむをした。
｢そして、今日のげぇむも協力戦だった。Aのおかげで私はもちろん、他のプレイヤーも全員生き残れた。 ｣
アンが腕を組みながらまた歩き出す。
慌ててはぐれないようについて行く。
｢トランプの絵柄はそのげぇむの特徴が分かるの。｣
♠は体力戦。体力や体術が鍵になるげぇむ。
♥は心理戦。人の心を弄ぶ裏切りのげぇむ。
♦は知能戦。知識や頭の回転が鍵になるげえむ。
♣は協力戦。チームの絆が必要になるバランス型のげぇむ。
｢この2日間。あなたは♣のげぇむをやって生き残った。ビーチにはチームの絆に長けてる人がいなかった。 Aなら、ビーチをもっといい方向に動かせると思ったの。｣
それに…
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シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (
レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんちょめ | 作成日時：2024年2月5日 2時
