生きるのドア？ ページ35
…♣
｢これ間違えたらどうなるんですか？｣
アリスくんは振り返って私とシブキさんを見る。
｢げぇむおおばぁ…｣
私はアリスくんの目を見て言う。
｢は？｣
どうゆうことだよ。と言う金髪の彼と
理解できていないスーツの男性とアリスくん。
｢答えは生。 生きるのドアを開けて。｣
横にいたシブキさんが呟いた。
｢え、シブキさん？｣
急に何言ってるんですか？と聞こうとしたら、
｢なんで分かる？｣
と、アリスくんが聞いた。
シブキさんは少し焦りながら、
｢だって、生きるのドアに決まってるじゃない！｣
と言った。同時に何か変な匂いがしてきた。
｢おい見ろ！｣
下を見ると少し黒い煙が出てきていた。
『30秒』
制限時間も迫ってきた。どうしよう…
｢答えは生きる！早く開けて｣
シブキさんが言うと、
｢自分で開けろよ！｣と、金髪の彼が言って
なかなか誰もドアを開けない。
｢これ0になったらどうなるの？｣
｢時間がない！早く｣
｢だから生きるってドアの根拠はなんなんだよ？｣
みんなパニックになっている。
もう、無理。私が開けようと 生きるのドアの方へ行こうとしたらシブキさんに手首を掴まれる。
『20秒』
｢ｯ…もう無理！！｣
そう聞こえたと思ったら、
女子高生が生きるのドアまで走って行った。
彼女がドアを開けると、ﾌﾞｫﾝとレーザーの音が聞こえ
彼女の体を突き刺した。
｢ｯ！｣
｢死ん…じゃった…｣
アリスくん達は目を見開いた。
『20秒』
無機質な声が聞こえたと思ったら、
シブキさんは私の手を掴んだまま死のドアへ向かって
ドアを開けた。金髪とアリスくんも急いでこちらへ向かったが
スーツの男性はまだ呆然と立っていた。
｢ｯチョータ！｣
アリスくんがそう叫び、スーツの男性を連れて部屋へ入っきた。
カウントが0になった瞬間、炎が吹き出て部屋が燃えた。
『この部屋の制限時間、1分50秒』
｢これなんなんだよ……さっきの子、あんたが殺した。｣
アリスくんがシブキさんに言う。
｢でも今生きてるのは、あたしのおかけだよね？｣
｢ちょっと！シブキさん、さすがに…｣
｢Aちゃん…犠牲にしないと生き残れない時もあるわ！
…あんた達もぼんやりしてるとすぐに死ぬよ？｣
何も言えなかった。
｢次も…死ぬか？｣
｢死ぬと来たら、次は生きる。｣
｢だな？連続で死ぬはねえだろ。｣
アリスくんと金髪のやり取りを静かに見ていると、
｢なるほどね｣とシブキさんが呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (
レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゃんちょめ | 作成日時：2024年2月5日 2時
