♣の3 ページ34
…♣
たった2日だけど再会して嬉しかった。
この世界になってからじゃ2日間は長いし
一緒に生き残った人は仲間のような存在になる。
｢今回のげぇむも、生き残りましょう。｣
シブキさんはそう言って私に微笑んだ。
｢うん、頑張りましょう！｣
私も微笑みながら頷いた。
｢あっ！ よかった〜…｣
いきなり声が聞こえ、
みんなびっくりして声の主を見ると女子高生だった。
｢も〜誰にも会わないかと思った…｣
そう言いながらこちらに向かう彼女に、
男子3人は焦りながら彼女の様子を見ていて、
そんな彼らに彼女は困惑していた。
｢ご愁傷さま｣
シブキさんはそう言って、彼女にスマホを渡す。
『エントリーを締め切りめした。』
無機質な声が響く。
【GAME】
｢生きるか死ぬか｣
難易度 ”♣の3”
『るぅる』
制限時間内に正解のドアを選んで進みましょう。
”クリア条件”
時間内に建物の外に出ること。
そう言うと、後ろのエレベーターが開く。
よし…絶対に生き残る。♣は得意なほう…きっと大丈夫。
そう決心してエレベーターに乗り込むと、シブキさんも
私の後に続いてエレベーターへ乗り込むと
後ろにいる初心者さんたちに声をかけた。
｢ぼんやりしてると死 ぬよ｣
それを聞いて女子高生、彼等も動き出した。
全員が乗り込みエレベーターは閉まる。
ﾎﾟﾝ
音が鳴ってエレベーターが開く。
『この部屋の制限時間、2分』
スマホから聞こえた声にみんなはエレベーターから降りる。
｢なんだこれ。｣
目の前には”生”と ”死”のドアがある。
正しく選ばないと多分、げぇむおおばぁ…死ぬ
私はどっちのドアが正しいのか考えてるいると
｢なんか、楽しくなってきたかも…｣
と言いながらスーツの男性が動画を回した。
唖然とする。死ぬかもれないのに…
彼らに状況の説明をしようと1歩前に出ると
シブキさんに肩を掴まれ小さい声で
｢彼等に任せましょ…｣と言ってきた。
でも…全員で協力しなきゃ！と伝えようとすると
｢私…帰りたい。｣
と弱音を吐く女子高生。
そんな彼女のそばによって背中を撫でる。
｢大丈夫。絶対帰れるよ…｣
私が微笑みながら言うと彼女も微笑んだ。
｢アリス、どっちだと思う？｣
金髪の彼が問いかける。
アリスと呼ばれた男はいやぁと言いながら小さく笑った。
｢生きるか死ぬかってことは、骸骨はないんじゃない？｣
スーツの男性がアリスくんを見て言う。
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シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (
レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんちょめ | 作成日時：2024年2月5日 2時
