進展 ページ30
…♣
朝､早くに目が覚めた。
顔を洗って鏡を見るとまだ痣は消えてなかった。
｢さすがに目立つよね…｣
何かで隠せないかな？と思い、
私は１階にある水着のレンタル屋さんに来た。
幸いにも首元まで隠せるラッシュガードを見つけ、
メンズ用しかなかったけど着用することにした。
少しぶかぶかでショートパンツが隠れるけど仕方ない。
色は黒にした…理由はニラギみたいだったから。
ラッシュガードを身につけ、首元も隠せたし
もう少し自分の部屋でゆっくりしていようかなと思い
廊下を歩いてると少し離れたところにアンがいた。
｢アン！｣
背中に向かって叫び、アンのところまで走る。
｢A？おはよう。びっくりした､今日は早いのね。｣
挨拶を交わしそのまま2人で歩く
今日は日焼け対策？と横目で聞いてくるアンに、私は
昨日のニラギに助けてもらった話をした。
｢は？てか、その寺島って男たち何？
A､危機感なさすぎるんじゃない？
ニラギがいなかったらどうなってたか分かってるの？｣
想像以上にアンに怒られて縮こまる。
｢ご、ごめんなさい… 抵抗はしたんだけど強引に…｣
｢はぁ。まあもういいわ。…助けてもらって良かったわね。｣
アンが私の肩に手を回す。
｢ニラギ、Aには良い奴じゃん。｣
そう言ってニヤッと笑いながら私を見るアンに嬉しくなる。
.
.
.
幹部が全員集合した。今日はチシヤもいる。
｢げぇむは無事クリア。チシヤも想像以上に頭が切れる
幹部で問題ないだろ！みんな、新メンバーだよ｣
ボーシヤはそう言って拍手をした。
チシヤは少しだけ微笑んで｢光栄です。｣と呟いた。
ふとアグニの後ろにいるニラギを見ると目が合った。
他の人にバレないように小さく手を振る。
ニラギは何も反応しないでまた眉間に皺を寄せながら
窓の外を見つめた。
｢それじゃあ今日は解散だ。あーそうだそうだ、
他のみんなも裏切り者を見つけたらアグニ達に言うように。｣
ボーシヤはそう言うと部屋を出た。
他のみんなもぞろぞろ部屋を出る。
そういえば私のびざ、
残り4日だけど増やしといた方が良いよね。
今日げぇむに参加しようかな。
それに自分の部屋のクローゼットの中に閉まっていたあれ､
まりなちゃんに渡したいし。
渋谷までどうやって行こうかな…
1人でぼーっと考えていると、
｢どうしたんだ？｣
といつの間にか横に来ていたクズリューに声をかけられた。
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シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (
レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんちょめ | 作成日時：2024年2月5日 2時
