真実 ページ25
…♣
ボーシヤの話が終わり今夜げぇむに参加する人達が動いた。
｢それじゃあ、みんな。俺がいない間のビーチをよろしく｣
ボーシヤはそう言って微笑んでから1階へ向かった。
さっきニラギがいた方向を見ると、そこにはもういなかった。
｢A､あんたほんとにニラギが好きなの？｣
アンが少しだけ睨みながら言ってきた。
｢うん好き。 彼､不器用なだけで優しい人だよ｣
私はアンの目をまっすぐ見て微笑んだ。
そんな私をアンはため息をつきながら私の肩に手を置いて
私と同じようにまっすぐ目を見てきた。
｢あなたって意外と頑固なのね。｣
｢好きになったんだったらしょうがいなけど、｣
｢酷いことされたら言ってね。｣
アンはそう言って､じゃあねと部屋の方向へ向かった。
頼もしくてとても良い友達ができたな。って嬉しくなった。
.
.
.
ニラギは、もう部屋に戻ったのかな？
１階に行ってもプールに彼の姿はなく、
プールと同様で音楽を大音量で流して
みんなが踊っているクラブに来た。
ふと横を見ると男女がくっついていたり、
大胆にも女の子が水着を脱いでいたり、
みんな現実逃避するかのように自分の欲に溢れていた。
早くこんな所から去りたくなり、
ニラギを探すのは諦めて今日は寝ようと部屋に向かおうと
歩き出した瞬間後ろから手を掴まれた。
｢ｯ！ちょっとなにすんの？｣
そう言って振り返るとそこには寺島くんと知らない男性が
寺島くんの後ろに2人いた。
1人は黒髪でもう1人は赤髪の2人とも、
高身長のヤリラフィみたいな感じだ。
｢歌城さん！ほんと中学の時と変わらず可愛いね？｣
｢この子がさっきお前が言ってた子？良物件じゃーん｣
｢え〜ほんとにかわいい。お姉さん俺らと遊ぼうよ〜｣
3人は、ニヤニヤしながら私を品定めするように見てくる。
｢ちょ､手離して。まりなちゃんは？？｣
私は掴んでくる手を振りほどきながら聞くが
手を離してくれる気配はない。
｢まりなはげぇむに行ったよ。｣
そう言って、まぁまぁ と赤髪の彼が言い
3人は私を周りから見えないように出口へ向かい、
廊下へ出た。
｢あのさ､俺中学の時歌城さんのこと好きだったんだよ？｣
｢それをまりなに言って別れたんだけど、｣
あいつ嫉妬で歌城さんにあんな酷いことしたんだよねー。
｢…え？｣
寺島くんが私のこと好きだったから、
まりなちゃんからいじめられるようになって
みんなから嫌われるようになったってこと？
｢まりなは今日死ぬかもしれない。｣
だからさ、
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シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (
レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんちょめ | 作成日時：2024年2月5日 2時
