早い再会 ページ3
…♣
とりあえず今日は自分の家に帰ろう。
もう深夜だろうし、寝て体力温存しないと
何かがあってからじゃ遅いもんね…。
私の家は渋谷駅から近い。
近いっていうか最寄りが渋谷。
高級マンションのしかも部屋は最上階の一室。
お父さんの会社が経営してるマンション。
あ…エレベーター動かない…
ふぅ､､
階段で最上階まで行くとかしんどすぎ…！
｢ただいま〜…｣
いつもなら、お母さんとお姉ちゃんの
明るい暖かい｢おかえり｣が返ってくるのにな…。
こんな残酷な世界にひとりぼっちでいることが
寂しくないわけがない。
｢…ッ｣
中学生ぶりに泣いた。
泣くのってこんなに心細いものだっけ？
.
.
.
｢…んっ。あれ？いつの間に…｣
空が明るい。寝落ちしたんだ。
広いリビングにあるソファで寝てしまったからなのか
ちょっとだけ体が痛い。
｢はあ…夢じゃなかったんだ。｣
びざが切れる前に、またげぇむに行かないと。
動きやすい服に着替えたり、
冷蔵庫にあった食べられそうなものを食べてたら
あっという間に夜になった。
｢…よし。｣
明るく光っているげぇむ会場に足を踏み入れた。
スマホを手に取り、周りを確認する。
｢あ！！｣
｢…あら。あなた昨日の｣
｢アンさん！会えてよかった…｣
壁に寄りかかってげぇむが始まるのを待っていたのは
昨日出会ったアンさんだった。
｢また会うなんて、運命かもね。｣
と少し微笑みながら言ったアンさんに嬉しくなった。
.
.
こんぐらっちゅれいしょん。
｢ｯはあ…良かった…｣
なんとかアンさんと一緒に生き残れた。
｢アンさん、やったね！｣
嬉しくて笑顔で伝えると、
えぇ。やったわね。とアンさんが微笑んでくれた。
これでしばらくびざ切れは大丈夫だろう。
｢あなた…Aっていったかしら？｣
｢もし良かったらビーチに来てみない？｣
｢え…？ビーチ？？｣
｢そう。希望の楽園ビーチ。｣
｢アンさんもそこにいるの？｣
｢えぇ。てか、アンって呼び捨てでいいわよ。｣
｢アン…！い、行く！アンと一緒なら怖くない!!｣
嬉しすぎてつい早口で言うと、
アンはサングラスの奥にある目を丸くして微笑んだ。
アンによると、ビーチは最近創設されたらしい。
会場を出ると車が止まっていて、思わずびっくりした。
ビーチのメンバーはこうやって車で行動するらしい。
もしかしたら本当に希望の楽園なのかも…？
ビーチ、楽しみだなあ。
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シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (
レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんちょめ | 作成日時：2024年2月5日 2時
