アルコール以上の依存性 2

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西山side








解散してタクシーへ乗り込む2人

先にレイちゃんを乗せて
江口さんも続いて乗り込む







発進したタクシーの中で


江口さんがレイちゃんを見つめる車内での表情が一瞬

ほんの一瞬だけ見えた











宏「っ……なに、その顔……。」









それは俺が見てきた
どんな江口さんの笑顔よりも幸せそうだった












レイちゃんがデビューした時から
見た目はもちろん声も曲も大好きで

10代で既に音楽業界の頂点にいるような人で
同い年なのに凄いなってずっと応援してた

初めて挨拶させてもらってすぐに仲良くなれたこと
凄く嬉しかったんだよ








最後のLIVEで初めて見せた
レイちゃんの涙


LIVE配信での話と様子







「……、江口さんだけ、だったんだろうなぁ」











俺が先に会ってたら




なんて

それはいいか












"宏ちゃんって呼びたい"
"面白いね"
"仲良くなりたいよ"



多分この先何年経っても
忘れられないレイちゃんの笑顔




たとえ友達に対する笑顔だとしても

俺に向けてくれるならそれでいい

















安「宏太朗、壮馬、
もうちょっと付き合ってくれない？」


宏「…ふふ笑、っ行きます！」


壮「俺も行きます！」


安「おーし、飲むぞー。」











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