アルコール以上の依存性 2

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江口side










『ふふ笑
……ん？どうしたの？』


「また俺ばっかり喋ってたなと…」


『面白い話が聞けて楽しいよ？』


「俺、聞き手のはずなのに…
意外と話聞いてなさそうに見えて聞いてるよね笑」


『3分の2、ぐらい。』


「おいおい、残りの3分の1はどこいった。」


『一生懸命喋ってて可愛いなと思ってる。』


「くぅ…っ！かなり酔ってるな！？
そんなことで絆されたりしないんだから…！」


『何言ってるの笑
酔ってるのは江口さんでしょ？』


「葵さんは？最近面白かったこととかないの？」


『んー…、何だろう。あ、江口さんの画力？』


「んぇ！？」


『何今の声。笑
共演者の人から悲鳴上がってたの面白かったよ笑』


「何を見たの！？」


『凄い才能だよね。』


「そんな目で俺を見ないで。」


『本当に面白いと思う、あの絵。
見慣れてくると可愛く見えてくるものもあるの。』


「えっ本当！？
可愛いってどれのこと？あ、グッズいる？」


『いや、それはいいかな。』


「何でだよ！可愛くて好きだって言ったくせに！」


『そこまでは言ってない。』


「ねぇ、そろそろアニメ見てみようよー…？」


『アニメ？アニメなら最近これ見てるよ。』


「えっ！」


『最新話で江口さん出てきた時びっくりした。』


「つまりそれは俺が出演してるの知らずに見てたと？」


『…江口さんの声、かっこよかったよ。』


「俺そろそろ泣くよ？
フォローになってないから！」


『アニメも好きだけど、
動画配信系だと江口さんの姿が見えるから好きなの。』


「……だから絆されんな、俺っ！
でも嬉しい…くそぅ……っ、
それならせめてマトモなのを見てよ！」


『え、』


「え？」


『江口さんがマトモな動画なんて1つも無くない？』


「何てこと言うんだ。」












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