アルコール以上の依存性 2

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江口side








現場で視界に飛び込んできた姿に
突っ込まずにはいられなかった








「その格好はさ、笑」


花「ガチなんで。」


「今日行くの？笑」


花「はい！」


「服装と持ち物からして
凄い気合いが入ってるのはわかる。」


花「鬼頭さんも…、いたいた！鬼頭さん！」


鬼「はい！あ、江口さんお疲れ様です。」


「お疲れ様です。」


花「鬼頭さんも行くよね、LIVE。」


鬼「はい！今日参戦します！笑」


「いや、普通じゃん。」


鬼「え？」


「鬼頭さん普通じゃん、花江くんおかしいんだって。」


花「愛故！」


「まだ仕事残ってるし、
その見た目で仕事すんの周り動揺するだろ笑」


花「午前中の仕事では、皆から今日行くの？って
声かけてもらえて大満足です。」


「ウキウキしてんなー笑」


花「周りにも結構行く人いるんですよね、
今までのチケット戦争が嘘みたいです。」


鬼「真礼さんと増田さんも行くって言ってました。」


花「宏ちゃんと、松岡くんと、信彦さんと良平さん？は
明日行くって言ってました。」


鬼「声優業界以外でも行く人多いみたいで、
どの日に参戦しても有名人に会えそうですよね笑」


「鬼頭さんもレイさんから連絡あったの？」


鬼「何で知ってるんですか！？」


「安元さんがそうだったから。」


鬼「そうなんです！わざわざ連絡下さって、」


花「え？俺そんなの知らない…」


鬼「え、あっ…、」


花「何だそのリアクション！
レイさんから連絡来てるってどう言うこと！
俺には来てないんだけど！？」


「花ちゃんはそもそも連絡先知ってるの？」


花「知らない。」


「じゃあ来ないだろ笑」


花「何で！？
鬼頭さん俺と同じ作品の飲み会で会っただけじゃん！」


鬼「私その時に連絡先交換したので。」


花「俺交換してないよ！？」


鬼「花江さん、あの時酔っ払ってましたから。」


花「俺だけしてないの！？」


鬼「いや、殆ど交換してないと思います。
松岡さんと増田さんと私の3人だけ交換したかと。」


花「俺主役よ！？」


鬼「レイさんは花江さんの奇行を見てるので、
多分やばい奴だと思ってますよ…。」


「奇行見られたの？あぁ、じゃあもう無理だね。」


花「確かにあの時気付いたらレイさん帰ってた…。
イジメられた気持ちだよ、俺だけ知らない間に…」


「さっきまでのウキウキだったのに笑」


鬼「早くお仕事しましょー。」


花「くぅ…っ！」















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