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斉藤side
なんか
なんだろう
拓也さんがいつもと違う
拓也さんがお手洗いに行ってる隙に
現場ですれ違った
帰る間際の宏太朗に聞いてみる
斉藤壮馬「宏太朗！宏太朗！」
宏「なに！なに！」
壮「拓也さん、今日なんか変。」
宏「あぁ、理由は知らないよ。
昼から現場一緒だったけどずっと変。」
壮「宏太朗がわかんないならもう無理だな…」
宏「害はなかったよ。」
壮「害って…笑」
宏「話しかけたら普通に返してくれたし。」
壮「でもテンション低くなかった？」
宏「いや、逆だと思う。」
壮「逆？」
宏「逆って言うか、
ふわふわしてるのを落ち着かせようとしてる感じ。」
壮「どこからそれ読み取ったの。」
宏「何となく？」
壮「さすがすぎる回答だな。」
宏「さっきの現場で台本読んでる様に見えてたけど、
ずっと終わったシーンのページ開いてた。」
壮「やばいじゃん。」
宏「何かあったのか、それとも今日何かあるのか。」
壮「まさか…恋？」
宏「なんだよ、その顔は笑」
壮「絶対面白いじゃん。
今日飲みに行きたい。宏太朗は夜空いてる？」
宏「俺は空いてるけど…
やめときなよ。この前もちょっと変だったし、
その時も誘ったけど断られたよ。」
壮「たまたまかもしれないじゃん。
とりあえず誘ってみるから行こうよ。」
宏太朗を見送って
拓也さんに飲みに行きたいですと
誘ってみる
壮「色々聞こうと思ったのに…
宏太朗と2人ならいつもと変わらないじゃん。」
宏「失礼だな笑」
壮「珍しい断り方された。」
宏「どんな？」
壮「何も言わなかった。
拓也さん基本先約ある時、後輩とか先輩とか
名前は言わないけどちゃんと言うでしょ。」
宏「…俺も前に断られた時そうだった。」
壮「彼女で確定だね。」
宏「壮馬も仲間になる？」
壮「仲間？なんの？」
宏「俺今、先輩の彼女が誰なのか探ってんの。」
壮「楽しそうなことしてる笑」
宏「半同棲なのは間違いないんだよ。
でも微塵も匂わせてこない。」
壮「…かなり惚れ込んでるのはわかるよ。」
宏「なんで？」
壮「今日信彦さんに、有名なケーキの店を聞いてた。」
宏「うわぁ…」
壮「あの江口さんが。可愛い店に。わざわざ。」
宏「やっぱり今度飲みに行ったら聞くしかないな。」
壮「仲間になるから、その飲み会絶対参加させて。」
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ちーちゃ - めちゃくちゃ面白かったので一気読みしてきました。更新を楽しみに待ってます。 (12月2日 17時) (
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作者名：ayay1427 | 作成日時：2023年11月22日 15時
