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51. ページ2

江口side










「葵さん、こちらへ。」


『なにー?笑』







ソファーに座って隣をポンポン叩く

ほら早く座りなさい







「昨日宏太朗から嬉々として連絡があったんだよね。
レイちゃんと連絡先を交換して仲良くなったと。」


『そう!交換して仲良くなったの!
宏ちゃんと私、同い年なんだよ。知ってた?』


「いや、知ってるよ?知ってるけども。
てか何だ宏ちゃんって。
昨日初めて会ってもうその距離感ってどういうこと!」


『なんか凄く雰囲気優しいし可愛いから
思わず宏ちゃんって呼びたいって言っちゃって。』


「葵さんから言ったんかい。」


『でも宏ちゃん面白いよね、凄く良い人だった。』


「まぁ面白いのはそうなんだけど…
まさかまっすーのことも下の名前?」


『まっすーって誰?増田さんのこと?』


「あ、そこはその距離感ね。OK。そのまま続けて。」


『何なの?笑』


「宏太朗が葵さんのこと狙ってるってわかるじゃん。
何でそんな急に仲良くなってんの?
今までのまっすーとかとの距離感どこ行ったの。」


『宏ちゃん別に私のこと狙ってないよ?
ファンって感じだよ。ありがたいよね。』


「んなわけねーだろおい。」


『むしろ増田さんの方がそんな感じしたから、
距離感は保ってるよ?』


「うん、良いよ。そこは合ってる。そのまま続けて。」


『だから何なのそれ?笑』


「まじで葵さん心配なんだよ!
普段の警戒心はどこにいったのさ!
宏太朗に騙されちゃダメだから!
あいつまじであんな雰囲気出してるけど男だよ!?」


『それは見ればわかるよ。
何も騙されてないと思うんだけど?
心配って言われてもさ…』


「宏太朗はプロだよ…あいつはプロなんだよ……」


『何のプロなの?笑』


「人の懐に入るプロなんだよ…
だから気をつけてって、」


『えっ宏ちゃん凄い!
見習いたい!ますます仲良くなりたくなった!』



「なんっで!!!!!」












信じらんねぇ


なんでだよ






何もないとわかってはいるけど
宏太朗だからどうなるかわかんないんだよな



そもそも葵さんは何で
まっすーの好意に気付いて宏太朗には気付かないんだ


あの優しそうな雰囲気が無害そうに思わせるのか






あいつ本当
こういうの上手いよなぁ




宏太朗のその才能
発揮するの絶対今じゃないって…








.

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ちーちゃ - めちゃくちゃ面白かったので一気読みしてきました。更新を楽しみに待ってます。 (12月2日 17時) (レス) id: 1e39d93cc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayay1427 | 作成日時:2023年11月22日 15時

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