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壮「江口さん、お昼一緒にどうですか！」
「いいよ。」
なんて1時間ほど前に壮馬から誘われて
収録終わりにお昼へ来た
養成所に通い直して仕事を再開した壮馬は
2年ぶりに会うと凄く大人っぽくなっていて
格好良さも声の良さも
拍車がかかってる
何なら食欲にも拍車がかかってる
めっちゃ食うやん…
「これから現場で会うこと増えるね。」
壮「現場で会うことが増えるということは、
一緒に飲む機会も……？」
「連れてけって？」
壮「行きたい店いっぱいあるんです！笑」
「あーはいはい、わかったよ笑」
行きたい店なら彼女と行けば…
あれ？
「そう言えば彼女出来たの？」
壮「…」
「ごめん、」
壮「…」
「悪かった。そんな遠い目すんなよ…」
壮「これからっすよ、」
「そうだな…」
地雷かよ笑
大学での面白い話を聞きたかったのに
「早く食わないと俺先に出ちゃうぞー。」
壮「えぇー。」
「えぇー、じゃないよ。」
壮「あとこれだけ！」
「早くー。」
壮「んー！」
「ははっ笑」
フードファイターかよ
まぁこれなら間に合いそうだな
壮「っん！完食！」
「おー、じゃあ出るぞー。」
壮「待って、待って、」
壮馬を急かしてお店を出る
「壮馬、駅行く？」
壮「いえ、養成所戻ります。」
「じゃあ反対方向だな。」
壮「先輩は？」
「隣駅。」
壮「じゃあここまでですね。」
「ん、じゃあまた明日の収録で。」
壮「はい！よろしくお願いします。」
途中まで一緒に歩いて俺は駅のホームへ
電車が来るまであと5分
今日はラジオ収録して終わりだから
飲みに行くかそれとも帰って思いっきり寝るか
いや睡眠優先かも
ちょっと疲れてんな
ぼーっと考えながら椅子に座って電車を待つ
『あ、江口くんだー。』
「………………は？」
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作者名：ayay1427 | 作成日時：2024年2月21日 14時
