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斉藤壮馬side
「俺ビールにする。」
壮「じゃあ俺も。それと何品か頼みますね。」
「ありがとう。」
メニューを見て
とりあえず注文していく
「俺本当に納得いかないんだけど。」
壮「え？」
「何で一緒に服買いに行って、俺定価で買ってんのに
壮馬は割引とかしてもらってんの！？」
壮「ああ、さっきの服屋ですか。」
「すぐ店員と仲良くなっちゃってさ！」
壮「えぇー…」
「くそぅ…っ！」
壮「先輩も仲良くなりたかったと。」
「そうだよ！」
壮「先輩あの店、前に1度行ったことありますよね？
店員さん、江口さんのこと覚えましたよ。」
「そうなの？」
壮「身長高いし、スタイルでわかりましたって。」
「何で俺に言わない？」
壮「さぁ？笑」
ふと思い出す
俺も江口さんのことはスタイルで覚えてた
壮「店員さんの気持ちわかります。」
「ん？」
壮「先輩は目立ちますから。
俺のオーディション、後ろの席で見てましたよね。」
「うん、見てた。」
壮「スタイル良い人いるなって思ってて、
後日先輩だって挨拶した時にすぐ気付きました。」
「それも何で今言うんだよ。」
壮「ははっ笑」
江口さんのグラスが空になり声をかけると
俺の好きなお酒頼んで良いって言われてどんどん頼む
一応伝えておこうかな
壮「大学と仕事とか、両立が上手く出来なくて…」
「…、うん。」
壮「勉強が落ち着くまでは
一旦養成所は辞めることになりました。」
「そうなんだ、無理は良くないしね。」
壮「落ち着いたらまた養成所通うつもりです。
よろしくお願いします。」
「…おぉ、こちらこそ。俺も頑張るわー笑」
今の作品を収録し終えたら学業に専念する
1年後か2年後か
去年入学して今年は2年目になる
将来をちゃんと考えなきゃいけない
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作者名：ayay1427 | 作成日時：2024年2月21日 14時
