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斉藤壮馬side
3年前の2008年にオーディションで優秀賞を受賞
その後養成所に通っていたが
大学に進学して学業との両立が難しくなりつつある
今日は今後の打ち合わせのため事務所に立ち寄った
待ち合わせの場所で待っていると
マネージャーに会議室を案内される
マネ「こっちです。」
斉藤壮馬「はい。」
マネージャーと部屋に入る直前
奥の会議室から1人の綺麗な女性が出てきた
ヒールを履いている彼女は身長が高く
俺とあまり変わらない
ただ前から歩いてくるだけなのに
普通じゃない美貌とスタイルの良さに目を奪われた
すれ違い様に会釈をされて慌てて会釈を返す
彼女の後ろ姿をぽぉっと見つめていると
マネージャーに笑われる
マネ「気持ちはわかりますけど見過ぎです。笑」
壮「えっ、いや、」
マネ「さっきの人は声優の成瀬さんですよ。」
壮「成瀬さん…。」
マネ「かなり実力がある人です。
あまり会うことはないかもしれませんが、
現場にいるとすごく頼りになると思いますよ。」
壮「そうなんですね、」
＿＿＿＿＿
＿＿＿
マネージャーとの話を終えて
事務所の部屋を出る
エレベータで1階へ降りると
少し先を歩くスタイルの良い高身長男性
壮「江口さん！」
「ん？壮馬、お疲れ。」
壮「お疲れ様です。台本取りに来たんですか？」
声をかけた時に見えた
カバンに入れていた綺麗な台本
「そうだよ。壮馬も？」
壮「いえ、俺は話があって…。」
「そうなんだ。
あ、明日アフレコ一緒だよね。」
壮「はい、お願いします。」
「終わった後、何もなければ飲みに行く？」
壮「っ行きます！」
飲むのは初めてだよなと言う江口さんと
一緒に出口へ向かう
「……壮馬はもう成人してるもんな。」
壮「はい、4月に20歳になりましたよ？」
「…だよな、91年生まれだし。」
壮「？、はい。」
.
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作者名：ayay1427 | 作成日時：2024年2月21日 14時
