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19. ページ20

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廊下で後輩らしき女性数人に
声をかけられている






後輩「江口さんは彼女いるんですか?」


「んー?」


後輩「誤魔化したってことは、いるんですね!?
どんな人ですか?」


「ははっ笑」







嫌でも耳に入ってくる会話に耐え切れず
方向転換してルートを変える







「彼女いないなら私が彼女になりたいです!」




突然声を上げた女性に




「そうだなぁ、」




なんて

彼は余裕のある顔で笑ってる











『…、』





思わず止まった足を
無理矢理動かして進む


関係ない

私にとって彼が誰と付き合おうが
後輩に手を出そうが関係ない






『っ、』







関係ないのに

たったあれだけの光景を見ただけで泣きそうになる







『まだ仕事残ってるんだから…っ、』








私達は付き合ってるわけじゃないから

この関係が終わる時は
きっと別れようなんて言葉はない


いつ連絡が途絶えて
いつ終わりにしようと言われるのか

もしかしてそれは今日かもしれないと毎日が不安で




あなたはこんなにも私を泣かせるのに


そばにいて欲しいから

離れないでと願ってしまうの















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作者名:ayay1427 | 作成日時:2023年12月31日 14時

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