検索窓
今日:12 hit、昨日:29 hit、合計:25,651 hit

18. ページ19

.







八「深山さん、壮馬さんにめっちゃ詰められてたね。」


梅「刑事の取り調べみたいな聞き方してたよな。」


『無罪だよ。』







本当に朝から疲れる


現場ですれ違った斉藤さんに
2人との関係や仲良くなった経緯を散々聞かれた

斉藤さんにはファンだと言われたことはあったけど
勢いよく質問されたり近付かれたこと無かったのに








『疲れておかしくなってるんだ…仕事しすぎだよ…』


梅「壮馬くんがファンだったとはね、」


八「俺と梅ちゃん、
どっちと付き合ってるのか聞いてきたのは笑った。」


梅「すごい直球。」


八「あの顔は本気の質問だったよ。」


梅「色白イケメンと色黒イケメンどっち?って、
まじで何言ってんだって…笑」


八「めっちゃ喋る壮馬さんと、
めっちゃ黙る深山さんの構図がもう…笑」







斉藤さんは何を勘違いしたのやら

こんなかっこいい2人が
私と付き合うわけがないのに







梅「で、実際どっち?」


『…え?』


八「全然俺らの話、聞いてないじゃん笑」


『聞いてたよ、質問されると思ってなかっただけ。』


梅「じゃあ答えは?」


『はぁ…、』


八「ため息?笑」


梅「そういえば彼氏いる?」


『失礼だな本当。』


八「深山さんが好きになる人はスマートなイメージ。」


梅「俺じゃん。」


八「違うよ笑
めっちゃ優しくて穏やかで真面目な大人の男性!」


梅「やっぱり俺じゃん。」


八「何でだよ!笑」





『ははっ笑、そんなわけないでしょ。』









本当に

そんなわけがない


自分勝手でだらしない
何考えてるのかわかんなくて

甘い言葉の1つも言ってくれない彼を好きなのに










「「!」」


『何?』


八「いやっ、」


梅「じゃあどんな男性が良いの?」


『んー…』


八「紳士的な人、とか?笑」


『…ばかみたいにお人好しで優しい人?』


梅「なんだ、彼氏いるんじゃん。」


『…いないよ、』


梅「ふーん、じゃあ俺立候補して良い?」


『は?』


八「えっ」


梅「お人好しかはわかんないけど、
俺案外好きな人には優しいよ?一途だし。」


『いきなり何、』


梅「彼氏いないなら俺と付き合わない?」


『…』


梅「まぁ考えといて。」








今のなに?

冗談?










八「イケメンこわ、」




いや
本当にな











.

19.→←17.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
190人がお気に入り
設定タグ:江口拓也 , 声優
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ayay1427 | 作成日時:2023年12月31日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。