17. ページ18
.
壮「聞いて！」
宏「どうしたの、」
「おー、」
酔うの早くない？
いやそもそも酔ってなくてこのテンションか？
壮「梅ちゃんと八代拓くんが、
いつのまにか深山さんと仲良くなってた！」
「え、」
宏「うそ、」
壮「抜け駆けだよ！！」
「落ち着け？」
そんなグラス思いっきりテーブルに置くなくても
もし割れたらどうするんだよ
ていうか
その人俺の彼女だからな？
宏「あの作品がきっかけだよね。
イベントやラジオとかで仲良くなったんだきっと。」
壮「拓也さん、深山さんと話したことありますよね？」
「え、まぁ、あるけど…」
壮「深山さんは現場では必要最低限の
コミュニケーションしか取らないんですよ！？」
「そうだね、」
壮「彼女が優しくて親切なのはわかってますっ！
でもタメ口で仲良く喋ってるのは見たことないです…」
宏「泣くなよ…」
壮「まだ泣いてない！」
「まだなんだ…」
壮「俺、深山さんに敬語だし…、」
宏「2人は深山さんにタメ口なの？
ていうか仲良く話してるところを見ただけ？」
壮「タメ口で楽しそうに仕事以外の話してんの！
俺の方が前から深山さんのこと好きなのに！」
宏「告白する前に失恋した男かよ。
別にそれぐらい良いじゃん。何がダメなの。」
「ある程度なら仕事上は仲良くなれるって。」
壮「これでプライベートまで仲良かったら、
梅ちゃんと八代くん緊急招集ですよ。」
宏「壮馬だけじゃなくて、
梅ちゃんも拓ちゃんも仲良くしてるとは…
むしろそんな良い女なのかと気になる。」
壮「俺の推しなのに…」
宏「同担拒否なの？」
「タメ口で仲良く…ね、」
いやいや
レイは俺のこと好きだし
て言うか俺の彼女だし
梅ちゃんにも拓にも壮馬にも
負ける気はないし
何も心配することはない
大丈夫だよ
大丈夫
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayay1427 | 作成日時：2023年12月31日 14時
