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八代拓side
現場に向かう途中で2人に遭遇した
意外な組み合わせだな
お揃いのコーヒー持ってるし…
八代拓「梅ちゃん。深山さんも!」
『おはようございます、八代さん。』
梅「連絡ありがと、助かった。」
『私も梅原に教えてもらって助かりました。
ありがとうございます。』
八「良かったです!」
今梅原って言った?
あの深山さんが?
どう言う関係?
八「一緒にカフェ行ったんですか?」
『仕方なく。』
八「意外な組み合わせだからびっくりした、」
梅「そう?」
八「深山さんが誰かと一緒にいるのがそもそも…」
『偶然会っただけですよ。』
梅「つれないなぁ。」
『はい?』
梅「友達なのに。」
『なってない。』
梅「え、もしかして俺だけが友達だと思ってた…?」
『その顔、嘘くさいからやめて。』
梅「えー?笑」
どういうこと?
つい2週間ほど前初めて挨拶した時は普通だったじゃん
俺が久しぶりに会ったらもうこの距離感?
待ってよ
そんなの
八「梅ちゃんばっかりずるい!
俺も深山さんと仲良くなりたい。」
『…。』
八「え、めっちゃ嫌そう。」
『はははっ。』
梅「何だその笑い方。」
八「もうちょっと優しさ込めて欲しかった。」
『ごめん、』
深山さんってメガネであんまり顔わかんないけど
鼻筋とか輪郭とか綺麗で結構美人だと思うんだけどな
現場では基本淡々としてるけど親切だし優しい
梅ちゃんは冷たくされても折れずに会話してて
深山さんは梅ちゃんにあんな態度取ってるわりに
お揃いのコーヒー持ってるし
なんか思ってたより
押しに弱い…?
だったら
八「俺、深山さんと仲良くなりたいんで
これからは積極的に声かけますね!」
『…。』
梅「ターゲットにされたな。」
『しんどい。』
.
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作者名:ayay1427 | 作成日時:2023年12月31日 14時