06. ページ7
江口side
最近は仕事関係の人達と飲んでばかり
そろそろあのBarに行きたいのに
明日の朝が早くて今日もそんな余裕はない
苦手な内容の仕事が立て続いたせいか
いつも以上のストレスで
気持ちをリセットするためにも
早くあのBarへ行きたい
ゆったりとした
仕事から離れられる時間
葵さんもいたら良いな
笑ってくれるだけでも癒されるのに
西山宏太朗「パイセーン。」
「何？帰るよ俺。」
何やら集まってる後輩達は
スマホ画面に夢中
ゲームか？
宏「飲み行きましょう！」
「えぇー、俺明日早いから1時間ぐらいだよ？」
宏「良いです！行きましょう！」
「はいはい。宏太朗だけ？」
宏「俺だけじゃ不満とか言わないですよね？
他は今画面に夢中なんで早く行きましょう！」
仕事の合間に家で仮眠するべきだったと
後悔したってもう遅い
とりあえず1杯注文する
「さっきの後輩達はスマホで何してたの？」
宏「あぁ、レイの新曲ですよ。」
「レイの？」
宏「まさかレイを知らない…？」
「その顔やめろ笑
レイぐらい知ってるわ。」
宏「ですよね笑
アニメ映画の主題歌に使われてる曲ですよ。
予告公開から人気で、
今日ついに新曲が配信されたんです。」
「それで皆スマホ見てたのか。」
宏「MVが凄いんです！」
「へぇ。」
宏「全然興味ないじゃないですか。」
「興味はあるよ、美人だし。
良い曲多くて俺もよく聴く。」
宏「じゃあ新曲のMV見ますか？」
宏太朗が見せてくれた
MVに映る派手なメイクをした女性
やっぱり葵さんってレイに似てる
「かっこいい。」
宏「でしょう！？
今回珍しくクール系なんです。
映画に合わせたコンセプトなので！」
「…宏太朗ってそんなにレイ好きだったんだ。」
宏「え、なに。嫉妬？」
「うざ笑」
宏「ははっ笑
好きですよ！と言うか皆好きでしょう？
嫌いな人見たことないですよー、可愛いですし。」
「確かに。」
サビを聴けば
最近よく耳にする曲だとわかる
知ってるわと
宏太朗に返しつつ
心の中では
レイより葵さんの方が可愛いって思っていた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayay1427 | 作成日時：2023年10月21日 14時
