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安元side
仕事が終わり
同じ現場だった江口に声をかけ
他の人をかわしてそのままお店へ
安「…江口の彼女の話だけどさ、」
「っ!ゴホッ、」
安「大丈夫か。」
「な、にをっ!」
安「ほい、水。」
「ありがとうっ、ございます、」
安「江口は今彼女の家に住んでんの?」
「!」
安「わかりやす笑」
「まだ何も言ってません!」
安「江口の家だと訪問者多くてバレるもんな。」
「安元さん!」
安「相手は一般人の感じもしないし、芸能人で、」
「やめてください、」
安「誰なのかは知らないけど、」
「…」
安「バレないように頑張ってるんだろ。」
「……はい、」
安「まぁバレたら相手が辛い立場になるし」
「いや、」
安「ん?」
「もし今交際がバレて潰れるとしたら俺の方です。」
安「……へぇ。」
「だから、」
あぁこいつ本気なのか
絶対言わないな
安「わかった、悪かった。
誰なのかは詮索しない。」
「すみません。」
安「それほど大事ってこと?笑」
「まぁ、……囲いたいぐらいには。」
安「囲っ、…は?」
「俺はあの人がいないともう生きていけないんで。」
安「…おお、」
「俺だけの世界で生きて欲しいんですよね。」
安「…やべぇな。」
「自覚はしてますよ、笑」
怖え…
寛容的で優しすぎる江口は
受け入れる許容範囲が人より広い方だと思うから
人との距離感がバグってる時はあるけれど
依存することは無かったはずだ
と言うか人に依存をする江口を見たことがない
彼女をどうする気なんだ
【俺の世界の中で】ということは
つまりそういうことで
江口より知名度の高い芸能人と言うのが本当なら
そんな簡単な話じゃ無い
とんでもない相手だったりして
大丈夫かあいつ
.
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作者名:ayay1427 | 作成日時:2023年10月21日 14時