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26. ページ27

江口side







暫く様子を見ていたけど
数時間経っても全然起きない



トイレ行きたいんだよね

今ここで手を離さなければ社会的に死ぬ



蓮くんに笑われながら見送られて
葵さんの手を離しトイレに駆け込む














『…、』


「葵さん、起きたの?」


『江口さん…』


「ん?」








席に戻ると葵さんは顔を上げていて
ぼーっとしつつも俺を見つけて
泣きそうな顔から安心した顔に変える








蓮「江口さんが手を離した後すぐ起きたんですよ、」


「え、そうなの?」


蓮「でも覚醒は全くしてないですね笑」









まだふわふわしてる葵さん

これ以上寝ると帰れなくなるな









「葵さん、もう帰る?」


『…ん、』


「タクシー呼ぶね、」













ごめんね
ありがとう


タクシーに乗るのを見届けた際に言われたけど
謝る必要なんてない



もう歌の時みたいに誤魔化されてあげないし
酔ってることを理由になんてさせないから










.

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作者名:ayay1427 | 作成日時:2023年10月21日 14時

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