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その後、我に戻り教室へ戻ると
謎にツボりながらプリンを食べられずにいたゴロを見つけた
「なんで笑ってんですか？」
そう聞くと俺の顔見るなりまた笑い出すゴロ
「…ちょ…無理ぃい…シロの顔見るだけで笑えるわ」
「酷いですね。人の顔見るだけで笑うとか」
「ごめんって、シロと女子が話してるから…また告白されてんのかって思ったら…」
そう言うと、また笑い出すゴロ
どこでつぼってんだか俺の弟は
「確かに予想外のこと言われて驚きましたよ？だけどそんなに笑う？」
「言われたことじゃなくてあん時のシロの目が点になってた顔が面白かったんだよ」
やっと笑いが止まったのか、プリンを食べながらそう話すゴロ。
「だって、言うこと言ったら嵐のように去っていったんですもん。そりゃあんな顔になるわな」
「にしても、最近シロの人気具合に驚いてるよ俺」
「俺もびっくりしてるんですよ。芸能人ってこういうことかーって実感してます」
「お？芸能人としての自覚してきたな？シロ」
「いやいや、まだまだですけどね？俺の今の夢はあのかの有名な賞を取ってドヤ顔することですから」
「楽しみにしてるよ。」
なんて、2人だけの空間になるこの瞬間が俺にとったら最高に楽しい。
ゴロが笑ってくれたら俺は満足なんですよ。
「何2人で盛り上がってるん？」
そんなふたりの空間を遮るようにひょっこりと顔を出した奴がいた。
「コウ！お前なぁ俺はいませんって断って欲しいって毎回言ってるのに…」
「だって…あの女子2人組相当四郎マニアだぞ？」
そう言うと教室のドアの方をチラッと見る先には
先程の女子２名が此方を覗き込むようにして見ていた
「いや、普通あんなに覗き込むか？」
「相当、シロのこと好きなファンなんだろうね。」
「四郎、お前モテ期だな？」
「は？俺にはないやそんなの。それにファンでしょあの子ら」
そんな話しながら女子二人の様子を伺うと
目が合ったことにびっくりして尻餅つくなりまた逃げ帰って行った。
「なんか面白い子達ですね。あの子たち…俺幸せかも。見守り隊のファンがいてくれるなんて」
もう、前向きに捉えることにした。
あの子達の為にも、俺はこの俳優としての道も頑張らなくては行けないなと改めて感じた。
「よしっ…俺、国民的な演技力高く評価される俳優目指して頑張ります。」
2人の前でそう宣言すると何だかやる気に満ち溢れてきた。
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moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2020年12月25日 4時) (
レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
Marin(プロフ) - とても好きな小説です！更新待ってます！ (2020年6月27日 18時) (レス) id: 5ede4a8930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻井aia | 作成日時：2020年4月5日 0時
