STORY63〈見た目とは裏腹〉 ページ35
補習も最終日になりやっと解放されると心が晴れやかになると隣の席でずっと授業を聞いているフリをしていた須田くんいやたっくんが話しかけて来た。
須田「やっと解放された…毎年補習受けてるから楽勝だけど初めての補習はどうでした？」
和「つまらなかった。出来ることならゲームしてたかった」
須田「だよなぁ。俺もゲームしてたほうがマシだわ」
碧の件で協力してくれる仲間に2日前になったばかりだというのに昔から一緒に居たような距離感に俺たち2人はなって居た。
須田「なぁ。それはそうと親父から聞いたんだけどさ…鮫島碧だっけ？彼奴、またお前の周辺うろついてるらしい」
和「えっ…」
周辺うろついてる？
それを聞くと全身から寒気と鳥肌が立った。
やっぱり俺の事無理矢理にでも養子にするつもりなんだ。
帰るの怖くなってきた。
また、誰かが傷つけられたりしたら
また2年前の繰り返しになってしまったら
考えるだけでも不安になる。
須田「おいっ？大丈夫か？顔真っ青だぞ？」
和「どうしよう…また誰か俺のせいで…」
須田「しっかりしろ…大丈夫だから。俺がお前の家まで送るし夏休み明けも迎えに来る。それなら安心だろ？」
和「ありがとう。たっくん何でそんなに優しいんだよ…見た目はヤンキーなくせに」
須田「ヤンキーなくせには余計だ。さぁな？優しいのは元からだぜ？」
そう言うとたっくんはニッと笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
櫻井aia(プロフ) - ウオタミ&にのらぶさん» わぁ〜！そう言っていただけるととても嬉しく光栄に思います。ありがとうございます。はい。これからどんどん更新していこうと思っているのでよろしくお願いします(_ _*) (2017年12月21日 19時) (
レス) id: 682a610d3e (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ&にのらぶ - この小説大好きです！更新頑張ってください！待ってます。 (2017年12月21日 19時) (レス) id: 95f4d8affe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻井aia | 作成日時：2016年11月13日 19時
