STORY60 〈弁護士〉 ページ32
俺は、和也くんに頼まれた碧の事で知り合いの弁護士の所へ来ていた。
翔「で？これってどうなると思う？」
「まぁ、訴えられるけれども…相手が相手だからな」
翔「そんなに強いか。やっぱり…だよね。智くんが家出て行くだけあるわな」
「まっ翔が色々証拠とか情報沢山持って来てくれたら助かるや。」
翔「はい、証拠とかは沢山あるから」
「あっ、智くん？って人の苗字大野で良いんだよね？」
翔「うん、何で？」
「碧の家って苗字鮫島じゃなかったけ？」
確かに、鮫島碧だ。
翔「あー、あまり深くまでは知らないけど…。智くんは、確か母親の旧姓を名乗ってる。」
「そうなんだ。でも何で？」
翔「あの家が嫌いなんだって…だから母さんの旧姓名乗ってるんだって言ってたよ」
「へぇ。まぁ一人も色々あるからね。」
そういうこの弁護士さんも過去にある傷を背負っている。
だからこそ、人一倍みんなのために役立ちたいと思っているらしく
仕事熱心だ。
翔「じゃあ、そろそろ俺…」
「ああ、じゃあ今度は…いつ来る？」
翔「5日後に来るよ」
そう言い残してこの場を後にした。
今頃になるが俺と智くんは親友である。
出会いは確か俺が中学生の頃に父と参加したパーティだった気がする。
あの時の彼は賑やかな場所が嫌なのか
外の噴水のところでぼんやり月を見ていた。
だから俺となんか合わない性格なのかと思ったが
全然そんなことなくて
気が付けばいつも一緒に居るようにっていた。
年は、１つ違うけれども…敬語なんか使うなって
怒られてからはずっとタメ口で話すようにしていた。
だからね。。。助けちゃうんだよな
何があったとしても彼の力になりたくてさ
でも…驚いたよね。
彼が思い出屋なんてやり始めた時は
でも、その仕事してる時の目はいつも以上に真剣でキラキラと輝いて見えるんだ。
そんな彼の影響なのかな？
俺の夢は、弁護士になってたんだ。
いつの間にかにね。
まだ、彼にも俺の夢なんて話したことないから
言ったらびっくりするんだろうね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
櫻井aia(プロフ) - ウオタミ&にのらぶさん» わぁ〜！そう言っていただけるととても嬉しく光栄に思います。ありがとうございます。はい。これからどんどん更新していこうと思っているのでよろしくお願いします(_ _*) (2017年12月21日 19時) (
レス) id: 682a610d3e (このIDを非表示/違反報告)
ウオタミ&にのらぶ - この小説大好きです！更新頑張ってください！待ってます。 (2017年12月21日 19時) (レス) id: 95f4d8affe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻井aia | 作成日時：2016年11月13日 19時
