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操り手の末路2 ページ48

バシャッ!と地面に水が叩きつけられた。



元は私に目掛けて、だけれど。






先輩「ぷっ、あんたきったなぁ〜」





先輩「ほんとほんと。びしょびしょで汚いわね」





先輩「でもお似合いになってるじゃない」






クスクス。こいつらは私を嘲笑う。
私より格下の人間がこの私を…っ!




__プライドにヒビが入る。





「っ、あんたら…!何様よっ!!ゴミのっ格下の分際でっ何を__」





バシャッ。
またも頭から水が被せられる。女共の顔は愉快そうな顔から怒りに満ちていた。





先輩「なにこいつぅ、生意気っつーかキモ」




先輩「ゴミはそっちだろ」




先輩「というか生意気な口聞いたから土下座だよね」




「は?あんた何言って__あ゛っ!?」






腹に蹴りを入れられ、私は地面に蹲る。




痛い痛い痛い痛い…!!
痛みから涙が出てくる。ゲホゲホと咳を吐いていると、突然頭に重みがかかった。




ゴンッと痛みと共に頭が地面につく。




__プライドが欠ける。





「嫌っ、やめっ…なさいよ、っ!!」





先輩「マジなにこいつ」





先輩「もっと痛めつけなきゃわかんないのかしら」





グキッと骨の折れる音がする。バキバキとヒビの入る音がする。




痛みで思考が、回らない。なんで、なんでなんでなんでなんで?





どうしてわたしがこんな目に遭っているの?
痛い。痛くて仕方がない。




…Aもこんな痛みを味わっていたの…?




ふとそう思った。私はどうしてあのゴミのことなんて考えているのかしら。ああ、きっと頭を殴られているからよ。




だからAが思い浮かぶ。





「__ぁ……やめて、やめてっ!!やめでぐだざいっ!!」




先輩「うわっ、泣いてんじゃん」




先輩「弱っ」






水をかけられ、殴られ、貶されて。
やがて気が済んだ女共は私を置いて去っていく。






__プライドが粉々に砕け散った。






A「やめてっ!鈴勿っ!お願いっ!」




顔を歪めて懇願するAの姿が思い浮かぶ。それは今の私と同じ。





「………ぁ、あ゛ぁあっ…ごめんなっ、ざいっ…ごめっ、ぁあ゛!!」





謝ったって変わらない。
今この時、私がAにしていたことが返ってきているだけなのだ。





それを理解してしまった私は、ただ一人子供のように泣きじゃくった。



操り手の末路ー了ー
ーーーー*
鈴勿の記憶が消えなかったのは夢主ちゃんが反省してほしいと願ったからです。

終わり←操り手の末路1



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AО777 - しろりんさん» 鈴勿には事の重さを知り、後悔してもらおうと思い、このような結末になりましたがスッキリしていただけたようで何よりです!お読みいただきありがとうございました…!! (12月30日 15時) (レス) id: e34a889bc1 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 夢主ちゃん…幸せになれて…五条くんとも順調に和解してるみたいで良かった…。🤭…鈴勿は記憶が消えなくて正解ですね…夢主ちゃんにあれだけ酷い事したんだから因果応報は当たり前だよ…後悔してるの見れて…スッキリしました…。(´o`) (12月27日 21時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
まり - 1が読みたいです! (12月11日 23時) (レス) @page44 id: 0e8e58c55c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 1が読みたいです!! (12月10日 14時) (レス) id: 43dfb5bec0 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 2が読みたいです! (12月9日 22時) (レス) @page44 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AO777 | 作成日時:2023年11月11日 20時

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