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操り手の末路1 ページ47

先輩「新入りさん、ここと、ここもよろしくね」





「…はい」





先輩「あっ、新入りでよねぇ?ここの掃除やっといてぇ」





「…はい」





先輩「おい新入り、廊下を隅々まで拭いとけよ」





「…はい」








仕事を擦り付けて上機嫌な女共は私のことをクスクス笑い、ヒソヒソ陰口を吐きながら去っていった。






あいつら何なのよ…!!少し前に入ったからっつて私に仕事擦り付けて!!







私は心の中で毒を吐きながらぎゅっとスカートの丈を握りしめた。







そもそも私はこんな目に遭っていい人間じゃない!気高き日高家の人間がっ、鈴勿がチヤホヤされるべき人間なのよ…!!






それもこれも全て__A、あのゴミのせい!






私は屈辱ながらも歯を食いしばって地面に膝をつき、雑巾を地面に擦り付けた。












“この者の記憶改竄ですね”





あの後、よくわからないコンクリートでできた地下部屋に連れてこられた私は若い呪術師に記憶を改竄された、筈だった。





けど、なぜか記憶は改竄されず残ったまま。







きっとこれは私が特別な人間だからなのよ…!







私は気高く尊い人間で、何より賢いわ。





だから記憶が改竄されたフリをした。
そしたら問答無用でこの禪院家に放り込まれたのよ。意味わからない。




それに__






「ほうほう…君が鈴勿かね。ぐふ、ぐふふ…中々な容姿をしているじゃないか」





「ひっ!」






私を勝手に養子にとった公後家当主のあの嫌な目つき、今でも鳥肌が立つわ。
気持ちが悪くて仕方がない。





あそこに帰りたくないから、私はどこにも行けないのよ。ここから出られない。






「__っ全部あいつのせい、全部、全部…!!」






夜、私は使用人部屋にあるベッドの中で怒りをぶちまける。





A、あいつが私に逆らいさえしなければ今も私は幸せにいれたのに…!!






「あいつがっ!あいつがっ…っうぅ、ぁあああっ!!」






あいつが素直に操られていればっ…!






「許さないっ、許さない、っ!!」







憎悪が渦巻く。

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AО777 - しろりんさん» 鈴勿には事の重さを知り、後悔してもらおうと思い、このような結末になりましたがスッキリしていただけたようで何よりです!お読みいただきありがとうございました…!! (12月30日 15時) (レス) id: e34a889bc1 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 夢主ちゃん…幸せになれて…五条くんとも順調に和解してるみたいで良かった…。🤭…鈴勿は記憶が消えなくて正解ですね…夢主ちゃんにあれだけ酷い事したんだから因果応報は当たり前だよ…後悔してるの見れて…スッキリしました…。(´o`) (12月27日 21時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
まり - 1が読みたいです! (12月11日 23時) (レス) @page44 id: 0e8e58c55c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 1が読みたいです!! (12月10日 14時) (レス) id: 43dfb5bec0 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 2が読みたいです! (12月9日 22時) (レス) @page44 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AO777 | 作成日時:2023年11月11日 20時

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