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元操り人形1 ページ45

家入「A〜」





「はぁい!」




鈴勿がいなくなって約3か月。
暖かな光が差し込む教室の中、私は笑顔でそこにいた。






「硝子ちゃんはやっぱり可愛いね」






家入「…A随分と大胆になったよね」








私に優しく微笑んでくれる硝子ちゃんに微笑み返してそう言うと、彼女はタバコの煙を吐き出して言う。











_確かに素の私は大人しかった。というより、操られていたときはだ。





あの時は他人も自分も信じることができなくて、いつも鈴勿に怯えていた。





常に、震えていた。






怖い









助けて









なんで








どうして










恐怖と疑問で思考が凝り固まっていた。




それに素で話すことがなかったから、あのような性格になっていたのだ。





しかし皆と過ごしていくうちに、私はいつの間にか元の私を取り戻していた。




それは皆が温かく接してくれたから。





私の心の氷を溶かしてくれたから。







「…なんというか、元の自分を取り戻したんだよ」





家入「ふーん」






硝子ちゃんはそう言って、「私はどのAも好きだよ」と言ってくれた。




和らぐ声色に心がじんわりと温まる。




硝子ちゃんと話していると、







夏油「やぁ硝子、Aおはよう」






「おはよう」




傑くんがやってきた。
彼は自身の席に荷物を置くと、こちらにやってきて笑みを見せる。







夏油「何を話しているんだい?」





「好きなタイプについて」





夏油「へぇ…Aはどんな人がタイプなんだ?」





「えっ」






ズイと顔を近づけられ、私は一歩引き下がる。しかしその一歩は笑顔の傑くんにすぐに詰められてしまう。




その繰り返しをしていると、硝子ちゃんがハァとため息をついた。







家入「夏油、小学生みたいなことしてた嫌われるぞ」






夏油「…じれじれしているよりはいいだろう?」






家入「圧をかけるなって言ってるんだよ」







何の話をしているんだろ…と思っていると、再びドアが開いた。







五条「はよー」







悟くんだ。

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AО777 - しろりんさん» 鈴勿には事の重さを知り、後悔してもらおうと思い、このような結末になりましたがスッキリしていただけたようで何よりです!お読みいただきありがとうございました…!! (12月30日 15時) (レス) id: e34a889bc1 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 夢主ちゃん…幸せになれて…五条くんとも順調に和解してるみたいで良かった…。🤭…鈴勿は記憶が消えなくて正解ですね…夢主ちゃんにあれだけ酷い事したんだから因果応報は当たり前だよ…後悔してるの見れて…スッキリしました…。(´o`) (12月27日 21時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
まり - 1が読みたいです! (12月11日 23時) (レス) @page44 id: 0e8e58c55c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 1が読みたいです!! (12月10日 14時) (レス) id: 43dfb5bec0 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 2が読みたいです! (12月9日 22時) (レス) @page44 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AO777 | 作成日時:2023年11月11日 20時

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