操り人形のままでなど【呪術廻戦】

操り人形12 ページ14

鈴勿「硝子ちゃん、もうそろそろ行かないと危ないよ」






…鈴勿の声だ。








鈴勿がドアを挟んだ向こう側にいる。










私が教室にいなかったから？探しにきたの？









探しにーーー



















.



















『逃げようとするなら手足を折ってでも連れて帰れ！！クソっ…逃げやがってガキが…！』



















.

















追っ手の声が聞こえる。
















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私の足からはダラダラと血が流れ出る。



















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銃弾が足をかすめたのだ。痛い。
















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聞こえるのは自分の心音だけ。



















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でも、足音もしてきた。

















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ザクザクザクザク












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土を踏みしめる音。











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嫌だ。見つかったら終わる。私、ずっとこのままだ。


















『…みぃつけた』








『……ぁ』


















ーーあの恐怖が、フラッシュバックする。








「………っぁ」



















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鈴勿は、家入さんと去っていったみたいだけど、





震えは止まらない。








夏油「大丈夫かい？」









夏油さんの心配する声が聞こえる。










……心配…？









変なの

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