Episode7* ページ8
空閑sida
「っ……うぅっ…………！」
聞いたことのある泣き声
すすり泣くような、押し殺したよう声
「！」
「愁君…たす、けて……！」
泣きながら乱れる呼吸
まるで何かトラウマを見ているみたいに
どうしたらいいか分からなくて
Aを優しく抱きしめた
「なんで、生きてるの…いやだ………っ！」
その言葉が信じられなかった
苦しそうに呼吸して、泣いている。
いつものAの姿はなくて
生きてることを怖がっている
「……安心しろ。絶対死なせない」
根拠なんてどこにもなくて
ただ口にしているだけ。
でも、Aを死なせたくなんかない。
どうしてもそう思うんだ
「無理だよ…いくら愁君でも……」
「そんなの関係ないだろ」
「っ……気休めばっか言わないでよ…！」
安心させようとしても
またAは泣くばかり
こんな風にするつもりはなかったのに
ただ安心して欲しかっただけなのに
いつもいつも困らせてばっかだ。
俺はどう言葉をかければいいんだ？
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彩華(プロフ) - 支葵美乃さん» 遅くなってすみません！素敵な作品、だなんて嬉しいです。 (2018年5月11日 15時) (
レス) id: cbb46de684 (このIDを非表示/違反報告)
支葵美乃 - こちらにも失礼します。読んでいて、とても楽しかったです！最後、泣きました……(つд；*)素敵な作品を有難うございます！ (2018年5月7日 10時) (レス) id: 48e064e18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mermaid | 作成日時：2017年7月26日 14時
