Episode6* ページ7
夢主sida
幼い頃、私は母に憧れた。
女手一つで私を育ててくれたけど
自由でいつも気の向くままで
けれど時には厳しい人だった
そんな母は、有名な舞台女優
スポットライトを浴びて、踊る母は綺麗で
歌も、しぐさも、微笑みも引き込まれる。
母みたいになりたい
母と一緒に舞台に立ちたい。
『私、お母さんと舞台に立ちたい！』
小さい頃の私はそう言った。
母は優しく笑って、「待ってるね」と言ってくれた
あれからがんばって練習した。
ちゃんと学校とも両立して、がんばった。
やっと掴んだその夢は
身勝手な理由で、叶えられなかった
・
・
・
・
「…………」
気がつけば、目が覚めた。
鉛みたいに体が重くて
『あの時』みたいに感覚がない
腕には点滴と包帯があって
足にも包帯が巻いてあった。
椅子に座って眠る一人の影
私は生きているの？
それともただの夢だったりして
安心するところなのに
生きているということが不安でたまらない。
あの子達にまた会いたくない
「っ……うぅっ…………！」
そう思ったら、涙が止まらなかった。
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彩華(プロフ) - 支葵美乃さん» 遅くなってすみません！素敵な作品、だなんて嬉しいです。 (2018年5月11日 15時) (
レス) id: cbb46de684 (このIDを非表示/違反報告)
支葵美乃 - こちらにも失礼します。読んでいて、とても楽しかったです！最後、泣きました……(つд；*)素敵な作品を有難うございます！ (2018年5月7日 10時) (レス) id: 48e064e18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mermaid | 作成日時：2017年7月26日 14時
