Episode26* ページ27
汐里sida
「うるさい帰って！」
初めてAを怒鳴った。
離れていくの見て、家に入る。
ドアが閉まるのがやけに静かで、壊れそうな感覚がした
バカみたい
あの子は悪いことしてないのに、勝手にイライラして
怒鳴って怖がらせるなんて
「……はぁ」
誰も存在しない家の中
心地良いはずなのに、なぜか息苦しい
腕の痕もチクチクと痛み出す
しだいに呼吸もしづらくなって、動悸が治まらない
これはマズイかも
「はぁ、っ……は、ぁっ……」
発作が起きたらまた病院だ
なんとか、それを沈めさせる。
ゆっくり息をして、無理矢理落ち着かせていく。
それを繰り返していたら、発作が治まってきた。
「……連絡先、消そ」
もう二度と思い出さない為に、あの子の連絡先を消す
撮った写真も、もらった物も、何もかも全て消して捨てた。
これでもう苦しまない
ずっとこの家の中で過ごすから
学校なんか行かなくてもいいし、ずっと部屋で遊んでられる
いつもの日々は捨ててしまえ
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彩華(プロフ) - 支葵美乃さん» 遅くなってすみません！素敵な作品、だなんて嬉しいです。 (2018年5月11日 15時) (
レス) id: cbb46de684 (このIDを非表示/違反報告)
支葵美乃 - こちらにも失礼します。読んでいて、とても楽しかったです！最後、泣きました……(つд；*)素敵な作品を有難うございます！ (2018年5月7日 10時) (レス) id: 48e064e18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mermaid | 作成日時：2017年7月26日 14時
