At that time3-4* ページ15
「あの、征陸さんはずっと前から刑事だったんですよね？なのにどうして………その……」
気まずそうな朱の質問。
征陸は怒ることはせず、先の言葉を代わりに言う
「潜在犯なんかになっちまったのか…………ってか？」
嫌な気持ちになるのに無理はないが
潜在犯になってしまった征陸にとっては、仕方のないことである
「簡単なことだ。犯人の行動を追えば追うほど………思考を知れば知るほど俺たちの心は犯人の心にリンクしていく」
刑事の仕事は、罪を犯すか取り締まるかのどっちかだ。
どっちも犯罪に関わらなければならないのは間違いない。
その側についていた征陸の犯罪係数は
もう100をオーバーしていた。
「………………言ったろ？明日は我が身だぞお嬢ちゃん。この仕事を続けてくんなら気を付けな」
征陸なりの忠告なのに
その忠告が、朱の肝を冷やしていった
「あーアレだ」
「え……………」
「右手前の柱の陰」
言われた通りにそちらに目を移す。
右手前の柱の陰に男がおり、その先にいる仲良さげな恋人がいた
見た感じだと、女に振られたのだろう
「失礼します」
「え！」
「サイコパス判定にご協力お願いできますか？」
男はしばらく狼狽えた後
征陸と朱から逃走を図った。
が、男の逃走を征陸が完全に塞ぐ
「………………ターコイズブルー。あららー濁ってますね。緊急セラピーを要するものと判断します。ご同行願いますね」
「え…………そんな………俺まだ何も………っ」
そんな言い訳はこの世に通用しない。
犯罪者になる可能性をシビュラが下しているのだから
「………………フフ。まさか、朱が監視官になっているなんて………面白い事になりそうね」
不意に聞こえた懐かしい声に、朱は振り向く。
だが、そこに姿はなかった。
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明里香(プロフ) - 6ー4話、唐之森じゃなくて、唐之杜です。複数箇所もあります。 (2022年9月28日 6時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 6ー1話、唐之森じゃなくて、唐之杜です。 (2022年9月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5ー6話、こっぴとぐじゃなくて、こっぴどくです。 (2022年9月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 2ー5話、給料文じゃなくて、給料分です。 (2022年9月25日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 2ー4話、サイコパザードじゃなくて、サイコハザードです。 (2022年9月25日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mermaid | 作成日時：2016年11月22日 21時
