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Story4* ページ5
転校初日ということで、ケンちゃんに教科書を見せてもらっていた。
授業はちょうどやったことのないやつ。
しかも今日の授業で初めてやるものらしい。
ケンちゃんって意外と頭いいんですよね〜
ノートは大雑把で面白いんですけど
「ね、ねケンちゃん…落書きしていいです？ていうかしたいです」
ひそひそ声でケンちゃんに伝えた。
顔ちょっと近づけたぐらいで、真っ赤。
ヘタレなの変わらないなんて。
「ら、落書きすんの？」
「はいです…！ケンちゃんのノートを少しでもかわいくしたくて」
「別に、落書きくらいだったらいいけどさ」
「ありがとうございますです〜」
二人だけの会話は先生にバレてない。
だってけっこう楽しくお話してるから
バレてるとしたら、隣の衛藤昂輝ちゃんにだけだ
彼はそこまで気にしてなかったけど
微笑ましそうに笑っていた
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作者名：Mermaid | 作成日時：2019年2月16日 14時
