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Story24* ページ25
散々悩んだ俺は、結局あいつのところへ行った。
断じてAじゃないけど。
「…で、何？」
「その、リョウに相談してほしいことがあって」
「ふーん…別に構わないけど？その代わりケーキ買ってね」
「買うって！買うんだけどさ…」
やっぱり親友を頼るしかなかった。
コウはその恋愛事には疎いし、衛は戦力になるか分からない。行きついたのはリョウだった。
一応恋愛相談したことがあるのも理由の1つ。
「ケン、相談ってまさか…恋愛相談じゃないよね」
「ぶっ…！な、なんで分かんだよ。エスパー？」
「そんなわけないだろ。こういう恋愛事に関しては分かりやすいからね、ケンは」
リョウは全部見破ってしまうくらいの親友。
平気で俺の考えを当ててくるから、怖い。
けど、恋愛に関して俺はヘタレな気がする。
リョウの言うことも大体合ってる
「恋愛相談ってことは好きな人ができたの？」
「それは…その」
ほらな、リョウにすぐさま突っ込まれた。
ズバズバと聞いてくる。
「…実は、Aに告白されて…本当は好きだって知った」
「…え、Aに？同意して別れたんじゃなかったの？」
「そうなんだけどさ。別れたくなかったって…でも、冗談ですって誤魔化されたんだよ」
俺の言葉にリョウが驚いていた。
そりゃそうだもんな。
付き合った時も、別れた時も俺はリョウに相談してたから
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作者名：Mermaid | 作成日時：2019年2月16日 14時
