Episode6* ページ7
「……お久しぶりです」
張りつめたような声で返してくる。
無理に浮かべた笑顔でも、自然には見えるけど
「この前は中学生だったのに、大きくなったのね」
「そんなの当たり前です」
もう三年ぐらい経っていた。
長い髪は短くなっていて、ピアスをしている。
真面目な感じが変わらない
「それでお母様にでも頼まれたの？授賞式の参加」
「はい、どうしてもと言われたので」
たぶん兄として嫌いじゃないとは分かる。
けれど、集まる視線がプレッシャーを与えている。
「海斗」
帰ろうとする背中を見ながら、呼び止めた。
気を張って、息苦しそうで壊れていきそうで
「ぐずぐずしていれば、いずれ、しみったれた臆病風に見舞われる」
「……また誰かの詩ですか？」
「そう。恋人を散々振り回した男のね」
手に入れたものが偽物に見えて、臆病になってしまわないように。
去っていくのを見ながら、願った。
二世の期待は大きすぎるから
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彩華(プロフ) - 支葵美乃さん» わざわざありがとうございます！これからもがんばっていきますので、よろしくお願いします！ (2018年5月27日 16時) (
レス) id: cbb46de684 (このIDを非表示/違反報告)
支葵美乃 - 完結おめでとうございます！最後まで、楽しく読ませて頂きました。改めて虎石くんは良いな…と思いました(笑)次作も頑張って下さい！ (2018年5月27日 16時) (レス) id: 48e064e18b (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 支葵美乃さん» あ、ありがとうございます！こちらの都合で申し訳ありませんが、来週あたりに更新いたします。ですから、もっともっと引き込まれてくださいね(*´ω｀*) (2018年5月6日 22時) (レス) id: cbb46de684 (このIDを非表示/違反報告)
支葵美乃 - すっごく面白いお話ですね！どんどん物語に引き込まれていきました！続き、楽しみにしています！頑張ってくださいo(｀^´*) (2018年5月6日 22時) (レス) id: 48e064e18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mermaid | 作成日時：2018年3月4日 0時
