# 高嶺の花だってさ。 (ページ43)

今日:28 hit、昨日:37 hit、合計:370,920 hit

# 歌姫 vs 歌姫ページ43

_

AN「I've always wanted to collaborate since I heard your singing voice!(貴女の歌声を聴いてからずっとコラボしたいと思っていたの！)」

そう言って私の両手を握り頬にキスしてきたのは、かの有名な世界の歌姫、アリアナ・グランデだ。

「I'm glad you said that.(そう言ってもらえて嬉しいです)」

素直に世界の歌姫と会えて嬉しかった私は握られた手を握り返し、これからのコラボについて話し合った。

この前まで私の初コラボとなる相手は何がなんでもスングァンしか居ない。と我儘を言ってずっとコラボの件を保留にしてもらっていたのだが、スングァンとのコラボの話も着々進んできたのでフルアルバムの作成に向けて話を進めなさいと言うPDの意向で話し合う事になったのだが、良い人すぎんか、この人。

AN「So, the interesting spot in America is...(それでね、アメリカの面白いスポットは...)」

今もこうやって、ライブの度に跨いできた世界各国の話を私にしてくれる。
アリアナによると、ライブのコラボをする時に沢山お出掛けしたいと言うものだった。

出会って数時間後の今、彼女とこれだけ仲良くなれたのは凄く嬉しいが、何と言うか...アリアナは“仲良しな友達”と言う感覚ではない。
どちらかと言うと“面倒見のいい姉”に部類されるだろう。

何にせよアリアナとのコラボに、言ってくれた世界への道。何年も世界と言う舞台に立ち続けてきた彼女だからこそ経験が豊富でとても頼り甲斐がある。

そんな彼女には、尊敬でしかないだろう。

__「Don't fall in love」