421 ご機嫌テミン ページ21
-アヤ-
ﾃﾐﾝ「アヤ、アヤ、アヤっ♡」
「…何ですか。」
もの凄いウキウキしたテミン君が作業室に入って来て、私は若干引きました。←
ﾃﾐﾝ「じゃじゃじゃじゃーん見て見てっ♡」
「なっっ…！！！」
テミン君が幸せそうに私に見せたのはなんと。
ﾃﾐﾝ「伝説のシュメリデビューアルバム！！！」
「今すぐ売りに出しましょう。」←
ﾃﾐﾝ「ダメだよ！！」
それはそれは大切そうにアルバムをギュッと握りしめるテミン君。
…女子か。
ﾃﾐﾝ「これ超絶貴重なんだよ？！オークションに出したらえげつない額で売れるんだからね？！」
「へぇー。」
ﾃﾐﾝ「あ、絶対信じてないでしょ。」
「はい。」
ﾃﾐﾝ「即答かい。」
「だって、そんな黒歴史誰が好んで欲しがるんですか。」
ﾃﾐﾝ「アヤちゃんにとってはそうでも世界中の人からしてみれば家宝にしたいレベルなんだよ？！」
「…。」
ﾃﾐﾝ「また信じてない、、」
「で、それはどこで手に入れたんですか。」
ﾃﾐﾝ「なんかね、ヒョンが持ってた！」
「ヒョンってテソンオッパですか？」
ﾃﾐﾝ「そうそう。昔友達に誕生日プレゼントか何かでもらったのを今までずーっと忘れてたらしい。」
「そのまま忘れてくれてたら良かったのに。」
ﾃﾐﾝ「ん？なんて？」
「なんでもない。」
とにかくまだまだ未熟な中学生だった私の歌声を、聞きたくない。
「第一当時は売れてなかったのに何が伝説ですか。お店に行けば小学生のお小遣いで買えますよ。」
ﾃﾐﾝ「アヤちゃん…甘いよ。」
「え…？」
分かってないね、というようにテミン君は頭を抱える。
心外である。
ﾃﾐﾝ「当時はそうかもしれない。でもね、知名度が爆発してる今となっては絶対手に入らないんだよ。もちろんもう二度と製作されないし、アヤはここに入ってる曲二度と歌わないでしょ？」
「…言われてみれば。」
ﾃﾐﾝ「もうめっちゃ貴重なの！！！」
「…そうですか。」
ﾃﾐﾝ「お店のと通販のはもう当たり前に売り切れてるし、ネットのは異常な価格で売りに出されてるし。見てよこれ！！CDの値段じゃないよ！！本人絶対売りたくないでしょこれ。」
「わぁ…」
テミン君のスマホの画面に表示された値段は確かにあり得ないくらい高い。
ﾃﾐﾝ「だから僕はご機嫌なの。」
むふふと頬を緩ませるテミン君。
…可愛い。
.
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あやテテ(プロフ) - のりかさん» 今更すみません…！振り返って見たらコメント返し忘れていたみたいです…。本当に本当に申し訳ございません…！コメントありがとうございました！ (2021年5月30日 21時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» 最近更新してなくてすみません…。嬉しいお言葉ありがとうございます。頑張ります！！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 名無し74239号さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！これからも楽しみに待ってますね！！^ - ^ (2019年9月13日 6時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
名無し74239号(プロフ) - 毎回楽しませてもらってます！更新待ってます！ (2019年9月12日 23時) (レス) id: 51bece6398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年5月27日 15時
