415 日々 ページ15
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アヤ「すごく、すごく痛かったの…っ、」
「アヤ、」
アヤ「こっちは、確か、初めてアンコールを1人で歌った時に書いた…
怖かったっ…誰も、助けてくれなくてっ…
1人でステージに放り出されたっ…」
「アヤっ、」
その場にしゃがみこみ、何枚も重なった楽譜を握りしめて、涙をぽたぽたと零すアヤ。
彼女があまりにも幸せそうに笑ってたから、ずっと見逃してきてしまった。
アヤ「こっちは初めてメンバーにっ…」
「アヤ。」
座り込んでいるアヤの腕を引き、立ち上がらせる。
彼女を引き寄せ、そのまま腕の中に閉じ込めて、できるだけ優しく言った。
アヤ「テミンくっ、」
「アヤ。」
「戻っておいで。」
小さな子をあやす様に背中を撫でる。
「大丈夫。もう、1人じゃない。」
最近は色々なことが一気に起こりすぎて、アヤはきっとだいぶ疲れてる。
そんな時にシュメリ時代の事務所のことなんか考えたら、混乱してしまうのは当たり前のようなきがしてきた。
もっと早く、それに気付けば良かった。
でもまぁ、僕がここについてきたのは大正解だったらしい。
アヤ1人でこんなとこに来ていたら、きっと過去に戻って、1人で苦しんでいたはずだから。
「アヤ、何を持って帰る？」
アヤ「全部…」
「全部？」
正直、こんな楽譜たちを持って帰ってしまえば、アヤはまた、過去に苦しむんじゃないかと気が気じゃない。
アヤ「笑って、この楽譜を見れるようになるまでは、取っておきます。」
「…そう。アヤが決めたなら。」
アヤはにっこり笑って、楽譜を全てリュックに詰め込んだ。
その顔に、もう悲しみはない。
「じゃあ、帰ろうか。」
アヤ「うん。」
手を繋いで事務所を出る。
帰り道、アヤが口を開く。
アヤ「今日、ジウン君に、言おうと思います。
赤ちゃん、できたよって…。」
少し顔を赤らめて言うアヤが愛おしいことこの上ない。
「うん。そうだね。」
ふわりと笑う彼女の頭を撫でた。
「ジウン、喜ぶかな。」
アヤ「きっと。前にきょうだい欲しいって言ってたから。」
「…あと何人作るー？」
アヤ「っ、何か変な風に聞こえるからやめてください。」
「わ、アヤちゃんなに考えたの？今。」
アヤ「からかわないで。」
君と笑う日々が幸せだよ。
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あやテテ(プロフ) - のりかさん» 今更すみません…！振り返って見たらコメント返し忘れていたみたいです…。本当に本当に申し訳ございません…！コメントありがとうございました！ (2021年5月30日 21時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» 最近更新してなくてすみません…。嬉しいお言葉ありがとうございます。頑張ります！！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 名無し74239号さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！これからも楽しみに待ってますね！！^ - ^ (2019年9月13日 6時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
名無し74239号(プロフ) - 毎回楽しませてもらってます！更新待ってます！ (2019年9月12日 23時) (レス) id: 51bece6398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年5月27日 15時
