426 最愛、憧れ ページ26
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「へ…？憧れ…？」
ﾔﾝﾐ「ずっとずっとあなたが憧れでした。
あなたみたいなダンサーになりたくて。」
思わぬ展開に頬が緩む。
憧れって良い響き。
ﾔﾝﾐ「いつか、デビューして、あなたと同じステージにたって、あなたにダンスを褒めてもらいたかった。」
「…。」
ﾔﾝﾐ「でも、それはもう叶わないから。
だから最後に対決したかったんです。
バレて怒られるのを覚悟で。
あなたに拒否されるのを覚悟で」
ああ、ホント、真っ直ぐな子だな。
愛おしい彼女を思い出す。
「似てるね少し。」
夢に向かって突き進むその姿が。
でもきっとヤンミさんはもう。
ﾔﾝﾐ「アヤさんですか？」
「うん。よく分かったね。」
ﾔﾝﾐ「そんな顔されたら誰だって分かります。」
「諦めないでなんて無責任なことは言えないけど。
ありがとう。そんな風に思ってくれて。」
夢を与える。それがアイドルの本業だと思う。
ﾔﾝﾐ「いえ。……でも改めてチカさんは凄いですね。」
「うん。彼女は凄いよ。」
ﾔﾝﾐ「才能もあって、素敵な旦那さんに恵まれて。ホント、羨ましいです。」
「羨ましい……か。」
どれだけアヤが苦しんできたか、絶望してきたか。それを知ってる僕としてはその言葉は複雑だった。
アヤの壮絶な過去の一部を僕は目の前で見てきたから。
彼女が苦しんでいるのを、それでも必死に立ち上がってきたのを、間近で見ていた。
「血の滲むような努力。それをきっと僕の知ってる誰よりもしてきたんだと思う。」
ﾔﾝﾐ「え……？」
「輝いている人は、燃える痛みに耐え続けないといけないらしいよ。アヤはそんな人だ。
そしてその痛みを絶対に他人には見せない。」
ﾔﾝﾐ「……。」
「僕の憧れはアヤだよ。」
そう、君は僕の最愛の人で、憧れの人。
ﾔﾝﾐ「敵わないや……。
あなたにも、アヤさんにも。
私の小さな頑張りで、敵って良いはずがない。」
「はは。それを自分で認める強さがあるだけ、立派だよ。なんて。僕もまだまだだけどね。」
ﾔﾝﾐ「…そう、ですか。」
「じゃそろそろカムバの準備するから…。」
ﾔﾝﾐ「はい。ありがとうございました。」
「いえいえ。
あ、また来ても良いよ。
あと半年、君の頑張りを見ていたい。」
ﾔﾝﾐ「……っ、はい！！」
僕も頑張らないと。
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あやテテ(プロフ) - のりかさん» 今更すみません…！振り返って見たらコメント返し忘れていたみたいです…。本当に本当に申し訳ございません…！コメントありがとうございました！ (2021年5月30日 21時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - なおてぃんさん» 最近更新してなくてすみません…。嬉しいお言葉ありがとうございます。頑張ります！！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
あやテテ(プロフ) - 名無し74239号さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月13日 7時) (レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！これからも楽しみに待ってますね！！^ - ^ (2019年9月13日 6時) (レス) id: 78097fd4eb (このIDを非表示/違反報告)
名無し74239号(プロフ) - 毎回楽しませてもらってます！更新待ってます！ (2019年9月12日 23時) (レス) id: 51bece6398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年5月27日 15時
